世の中には多種多様な仕事があり、その分類について曖昧な方も多いのではないでしょうか。
今回はWEBデザイナーの業種、職種区分についてまとめました。
webデザイナーの区分
まず、WEBデザイナーの業種はサービス業に分類され、職種は専門職になります。
定義は様々ですが、共通認識として業種(業界)とは、それぞれの企業が属している業界の種類を指します。
例えば、「製造業」、「建設業」などになります。
職種とは業務内容によって分けた仕事の種類を指します。つまり、仕事内容による分類ということです。例えば、「営業」「事務」などになります。WEBデザイナーは専門性が必要とされるため、専門職に分類されます。
会社員の大半がサービス業??
サービス業と聞くと、一般的なイメージでは販売員、受付、店員など接客を主に行う業務を想像しますが、サービス業とは広義ではサービスという無形の商品を提供する産業の総称を指します。
そのため、サービスを提供するという意味では通信、金融、運輸、不動産など第三次産業に含まれる大半の産業がサービス業となります。日本ではこの部門の労働人口の占める比率が高いという統計が出ています。
このことから、一般的に会社員と呼ばれる人の大半はサービス業に従事していると言えるでしょう。
さらに最近ではIT技術の発展に伴い、新たなサービス業も生まれていますので、今後もサービス業の占める割合は増加していくでしょう。
サービス業であるということを考える
WEBデザイナーについても、デザインというサービスをクライアントに提供するという観点から考えるとサービス業であると言えます。
サービス業であるということは、顧客の満足を得るということが大前提になります。
つまり、どれほど斬新でクリエイティビティの高いデザインを行っても、商品としての価値を顧客が感じなければ、自己満足に終わってしまうのです。
ここがアーティストとデザイナーの違いといえるでしょう。
アーティストとは自分の想像力の赴くままに作品を作っていきますが、デザイナーはクライアントの課題に対して、デザインでソリューションを提供することが使命です。
WEBデザイナーに求められる資質
前述の内容を踏まえると、WEBデザイナーには論理的且つ、機能的なデザインを行える能力が必要だと言えます。さらにその能力を、他にない独自の感性に落とし込む表現力が求められます。
また、クライントの課題は顕在的なものから、潜在的なものまでありますので、ヒアリングによる顧客理解、課題発見を行うためのコミュニケーション能力が重要になってきます。
今回WEBデザイナーの業種、職種区分についてまとめましたが、WEBデザイナーを目指される方、既にWEBデザイナーとして業務を行っている方も、デザイナーはサービス業であるという前提を常に心がけることが大切ではないでしょうか。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。