どのような仕事でも楽なものはないと思えば、少しは気が楽になるものです。つまりどのような仕事でも簡単ではないと悟ることが、大切なのではないでしょうか。本来、人間はなまけ者のようで、皆が楽しそうに仕事をしているのは無意識のうちに仕事をしなければいけないのだという理解があるからでしょう。
ですから仕事がないと、時間をもてあますのです。ところがいざ仕事を与えられると、途端にその仕事が辛いと思うようになることがあるようです。
仕事が辛いと思うのは、その仕事が自分に向いていないと思うからでしょう。しかし仕事はそのような甘いものではないのです。仕事が楽しく感じられるのは2割程度で、辛いのが8割だと言う人がいて、そのような人は仕事とは辛いものだと割り切っています。この点ではwebデザイナーも同じです。webデザイナーの仕事で辛いと思ったことはないという人は、とても幸せです。大概は楽しいほうが多いようでも、辛いこともあるでしょう。
ですから最初からwebデザイナーの仕事は楽あれば苦ありと割り切ることが、必要だと言えます。
ところでwebデザイナーの仕事は辛いという人がいますが、本当に辛い仕事なのでしょうか。これはウェブの仕事をどうとらえるかというひとり一人の心構えの問題になりそうです。格好良さそうで給料も良くて、好きな事ができるのはwebデザイナーだ、だからwebデザイナーになったというようだと、ハードルが高い仕事を与えられると頭と身体を使い、忙しくてたまらない、辛いと思うようになるでしょう。
しかし、最初からwebデザイナーの仕事が好きだし自分に向いていると考えた末にwebデザイナーになった人であれば、確かにウェブの仕事は易しくはありませんが、辛いということはないでしょう。
多くの場合、webデザイナーが辛いと考えるのは身体的なことが多いのではないかと思います。デスクに座って作業をするのは立作業よりは楽なように見えますが、椅子が身体に合わないと疲れてしまい、それが長時間続くと辛くなります。さらに人は睡眠をとらないと無理ですから徹夜が続くと辛いのは当たり前です。ただし眠っていないようで人の脳は休んでいるらしいですから、不眠不休ということではないでしょう。
このようなことから、webデザイナーの仕事は辛いという気持ちを、仕事があることは自分の能力が評価されていて、だから忙しいのだと考えれば辛さも半減するのではないでしょうか。またこのような身体的な辛さはそう続くものではありませんから、頑張るという気持ちがあれば辛い時期も乗り越えることができるでしょう。
いずれにしてもwebデザイナーの仕事が辛いのは事実かも知れませんが、それをどのように受け止めるかはひとり一人の仕事に関する考え方にあるようです。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。