コンテストあるいはコンペティションは、さまざまな分野にあります。文学、美術、音楽、スポーツなど、人の感性やセンス、体力を競い合うために開かれた道がコンテストやコンペです。文学では各出版社の新人賞がありますし、美術では日展、音楽では各種のコンクールがあり、特に絵画や音楽は国際的なコンテストが数多くあります。水泳や陸上の選手権試合もある意味ではコンテストと言えそうです。
webデザイナーに関するコンテストも、数多くインターネット上で見受けられます。コンテストにはフリーテーマ、条件を付けたものなどがあります。多くは賞金があり、この賞金がコンテスト応募の魅力にもなります。ただしコンテストでは応募者が少ないと、たとえ上位にランクされても、それではその人が優勝するかといいますと、そうではなく、該当者なしということもあります。これはコンテストを開催する目的が優秀な作品を期待するからで、多数の応募を目的としていないからです。逆に甲乙をつけがたい優秀な作品があれば優勝者が複数と言うこともあるでしょう。
webデザイナーのためのコンテストには、登録が必要になることもあるようです。これはコンテストへの参加意思を表明するためで、コンテストは主催者が無作為にサイトを見て決めるようなことはないようです。コンテスト開催についての詳細な情報は、インターネットのサイトやウェブマガジンで発表されていますから、それを見てこのコンテストにエントリーしようと決めるようにしましょう。
コンテストでは応募者は誰もが自分が一番と考えて応募しますし、また優勝するのが目的ですから、ウェブサイトの制作では一番気合いが入るのではないでしょうか。そのために本業の仕事がおろそかになっては困りますが、仕事をしていないwebデザイナーには自分の実力を試す格好の場だと言えます。コンテストに応募して優勝あるいは入選すれば、それを自分のポートフォリオに加えることができますから、就職の際には有利になることは間違いないでしょう。採用者側はそのコンテストのレベルにもよりますが、少なくとも大勢の応募から選ばれたサイトなのですから、その出来栄えは注目されます。
また、たとえコンテストに落選ばかりいていても、本当にセンスと才能があれば、それがスキルアップにつながります。ちなみに、コンテストは人が選考しますから、このコンテストでは落選しても別のコンテストなら優勝できるということがあります。これは自分の作品とコンテストの目的が一致しないからですから、コンテストに入選しなかったから、その作品が悪いと言うことではないでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。