能力という言葉は、ある一定の課題をこなすことができる力のことです。この意味でwebデザイナーに必要な能力とは?と考えてみましょう。もちろんクライアントに喜ばれ、セールスツールになるウェブサイトを構築して、それを管理・運用するのがwebデザイナーに必要な能力です。これでは一般論的なので、もう少し細かい観点からwebデザイナーに必要な能力について見てみます。
まずは、デザイナーの必須アイテムでもあるPhotoshopを使いこなす能力が必要になります。このソフトウェアは画像などのレタッチという作業で使用する、いわばグラフィックスにはなくてはならないものです。デザイナーと名乗るからにはこのPhotoshopに使われるのではなく、それを使いこなす能力が必要になります。
次にwebデザイナーに必要な能力は、Illustratorというソフトウェアを使う能力です。このソフトはベジェ曲線という特殊な線を描くのに使われます。このIllustratorソフトを使いこなせないと、Photoshopが使えても意味をなしません。なお、この両者で作成した素材をウェブに組み立てていくソフトウェアにDreamweaverがあり、これも使える能力があればなおさらベターです。これらのほかにもアニメーションなどに使うFlashなどのソフトウェアもあり、これを使えれば鬼に金棒の能力になります。
ここまではグラフィックスの分野でwebデザイナーに必要な能力で、次に必要な能力には、ウェブサイトをインターネットにアップする段階で必要となる言語を扱う能力です。これはhtml+cssの能力です。htmlやcssはコンピュータに指示を与える言語で、これを使う能力がないとウェブサイトを完成させることができません。
以上の点が、webデザイナーに必要な能力と言えます。しかしwebデザイナーに必要な能力はほかにもあります。それはイラストを描ける能力、3DCGを使える能力などです。ウェブサイトの構築は日々複雑になっていますから、立体的な表現に使う3DCGも使いこなす能力が必要になります。
このほかのwebデザイナーに必要な能力には、コミュニケーション能力があります。これは能力というよりは資質になります。ECサイトを制作するにはクライアントとの綿密な打ち合わせがあります。この打ち合わせには優れたコミュニケーション能力が要求されます。意思の疎通を図れるコミュニケーション能力は実技とは別にwebデザイナーが必要とする能力であり、この能力が不十分だとサイトの制作で方向性を誤るという回り道になりかねません。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。
