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デザイン力で決まる、Webデザイナーの力量

Webコンテンツを制作する場合、そのコンテンツの目的やコンセプトに沿ったWebコンテンツの仕様を考え、目的を実現するWebページのデザインを考えなくてはなりません。例えば商品などの宣伝を目的とするWebコンテンツを制作するのであれば、Webコンテンツのトップページには、宣伝をする商品の写真を大きく掲載したり、サイトにアクセスしたユーザーにインパクトを与えるために商品に動きをつけたり、アニメーションを使用したり、音楽をつけたりといった工夫を行います。そうしたエフェクトを行うためには、プログラムを組んだり、プラグインを実装したり、アニメーションや音楽を制作しなければなりません。Webコンテンツの制作方法は、Webコンテンツの仕様によって大きく異なるのです。

WebデザイナーはWebコンテンツの目的やコンセプトを理解し、そのコンセプトに沿ってWebページのレイアウトをしていかなくてはなりません。デザインには媒体によってデザインの手法というものがあります。例えば、映画のポスターなどといった広告デザインの場合、ポスターを見た人が映画のタイトルを覚えているように、タイトルが目立つようなデザインを心がけなくてはなりません。

Webページのデザインについても、Webコンテンツの目的やコンセプトによって様々な工夫をしなくてはなりませんが、文字や写真の配置といったもののほかにユーザーインターフェースを考慮してデザインしなければならない場合があります。ユーザーインターフェースとはユーザーとやり取りをする手段のことです。
例えば、商品の宣伝を行うWebコンテンツで、商品の詳細説明をユーザーに閲覧してもらおうとしたとき、商品の詳細説明を表示するボタンがスクロールしないと見えない位置にあったり、写真やアニメーションなどと混在して見えづらい位置に配置されていては目的を達成できない場合があります。またユーザーにクリックするといった手間をかけさせるよりもマウスオーバーで説明が表示されれば、閲覧される可能性が高くなります。Webページのデザインはそうしたユーザーインターフェースも考慮しつつデザインを行っていかなくてはならないのです。

そのため、Webデザイナーにおけるデザイン力というのは、単にWebページのレイアウトをデザインするということではなく、Webコンテンツの目的やコンセプトを理解し、その目的を達成するためのWebページをデザインしていく力ということになります。それにはレイアウトの仕方などの知識だけでなく、デザインを実現するためのHTMLや、そのほかWebページを制作するための技術についても知識を有していた方がよいでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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