Webデザイナーはクライアントの要望やイメージ、ホームページの目的を実現するためのWebページのデザインし、コーディングといったHTMLとCSSを作る作業を行う職業です。そんなWebデザイナーの中には、イラストレーターやキャラクターデザイナーを兼任して活躍する人やプログラマとしても活躍する人もいて、仕事の範囲は広範囲です。Webデザイナーの中にはアワードなどの受賞経験を持つ有名なWebデザイナーもいますが、有名なデザイナーほど複数の職業を兼任する人が多くいます。
そうした多彩な才能を持つWebデザイナーは、制作作業において様々なソフトを利用します。制作するWebコンテンツによっては使用するソフトやツールなどの開発環境が決まってしまう場合もありますし、会社や企業によって開発環境が決まっている場合もありますが、そうでない場合はWebデザイナーの好みなどによって様々なソフトやツールが利用されています。その様々なソフトの中でWebデザイナーの支持されているものがあり、そのひとつがAdobe社のイラストレーターです。
イラストレーターはドロー系のグラフィックソフトで、データをベクターデータとして保存します。そのため、イラストの制作の仕方がペイント系のグラフィックソフトのように、ペンやブラシで描いていくといったものではなく、図形を編集する要領で描写をしていきます。
イラストレーターはポップなイラスト制作などよく利用されているほか、ページレイアウトやロゴ制作などでもよく利用されており、とくにロゴ制作ではよく利用されています。
ホームページを制作する企業や店舗にロゴマークやロゴがあれば、それをホームページにも利用することができますが、会社や店舗などによっては決まったロゴマークやロゴがない場合があります。そうしたとき、Webデザイナーは、ホームページのデザインと共に、ロゴ制作も行う場合があります。
イラストレーター(Illustrator)は文字の行間や文字間隔、段落配置など、DTPソフトに似た機能を備えている上に、文字をアウトライン化して、文字の形を編集することもできるため、会社のロゴといった文字の制作には適しているのです。
また、ホームページの目的によってはキャッチコピーなどを大きく扱わなくてはならない場合がありますが、そうしたときにもイラストレーターで文字画像を制作することもあります。
イラストレーターは画像や文字などを図形として扱うため、画像やテキストの配置を自由に変更するといった操作がしやすいため、ページレイアウトに適したソフトです。そのためWebデザイナーもWebページのレイアウトデザインを作成するのにイラストレーターを利用して作業を行う人が多くいます。
- この記事を書いた人
-
IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。
