パソコンはWebデザイナーにとって大事な仕事道具ですから、仕事に活用できるもの、しっかり稼いでくれるものを選びたいところです。パソコンを選ぶときにはいくつかのポイントがありますが、そのポイントとは、どのようなアプリケーションを使って、どのような作業を行うのか、そして扱うデータ量などを、まずは確認するということです。
アプリケーションには動作環境や推奨環境といって、アプリケーションが動作するためのOSのバージョン、メモリの量、ハードディスクの空き容量の指定があります。それ以下のスペックのパソコンを使用すると、ストレスなくアプリケーションを動作させることが難しくなるため、使用するアプリケーションの動作環境以上のスペックを持ったパソコンを選ぶことをおすすめします。
次に、そのパソコンでどのような作業を行うのか、どのくらいのデータ容量を扱うのかを確認します。動画や解像度の高い画像など、大きなデータ容量を扱う場合、メモリの容量が小さかったり、ハードディスクの容量が小さいと、希望するパフォーマンスを得られない場合があります。大きな容量のデータを扱う場合は、メモリやハードディスクもある程度のスペックにする必要があります。
アプリケーションなどによっては、ハードディスクの空き容量を仮想記憶メモリとして利用できますから、大きな容量のハードディスクを使用することで、ストレスのないパソコン環境にすることができる場合があります。
上記の点を踏まえた上で、パソコン選びで知っておきたい点が何点かあります。ひとつはCPUの性能です。CPUとは中央演算処理装置というパソコンの頭脳に当たるもので、高性能のCPUを搭載したパソコンほど処理速度が速くなります。大きなデータ容量のグラフィックなどを扱う場合は、できるだけ高性能のCPUを搭載しているパソコンを選ぶことがポイントです。
なお、CPUにはシングルプロセッサの他にデュアルプロセッサなど複数のCPUを搭載しているものがあります。演算装置が複数あれば、基本的にはそれだけ処理速度は速くなります。
3Dソフトなどソフトの種類によっては、CPUの2次キャッシュの容量によって処理速度が変わる場合があります。CPUの性能についても使用する予定のアプリケーションの動作環境や推奨環境以上のCPUが搭載されたパソコンを選ぶことをおすすめします。
パソコンのスペックは、パソコンメーカーによって異なり、様々なサービスが提供されています。パソコンメーカーによっては、グラフィック関係や映像関係のソフトがハンドルされていて、そのソフトが仕事上で利用できる場合もあります。またメモリやハードディスクの容量などもパソコンメーカーによって選択できるところもあるため、パソコンメーカーのサイトなどを一通りのぞいてみてもよいでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。