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Webデザイナーが勤める会社はホワイト企業?

ブラック企業という言葉を聞いたことがある人は、とても多いでしょう。Webをはじめ、ソフトウェアハウスなど技術関連の企業にとって、浅からぬ関係のある言葉です。
ブラック企業とは、その文字からも想像がつくように良い意味ではありません。ブラック企業とは広義的な意味では暴力団などの反社会的な組織などと繋がりをある企業をいい、狭義的には、安い賃金で使える若者を大量に雇用し、過重労働や違法労働などを行う企業のことをいいます。そして最近ではどちらかというと後者の意味でよく使われるようになっています。

残業をしても残業代がほとんど支払われない、管理職に出世させられたものの、管理職のために残業代はカットされ責任ばかり押し付けられた、残業や休日出勤が日常茶飯事で、月の残業時間が100時間を超えるなど、社会問題にもなっていますからブラック企業といわれる企業の就業状態は聞いたことがある人が多いでしょう。

ブラック企業とは、生活するのに精いっぱいというような安い賃金で長時間労働を要求し、社員を使い捨てにするところから使われるようになった言葉です。ブラック企業はそのような企業ですから社員の定着率も悪く、就職や転職にあたって社員が定着しているかどうかがブラック企業かどうかの判定基準のひとつになっています。

このブラック企業の対義語になるのが、ホワイト企業です。ホワイト企業とは社員の待遇や福利厚生などが充実している企業のことで、社員の定着率がよく、働きやすい企業のことです。同じ働くならば、このホワイト企業に働きたいと思うでしょう。

それでは、Webデザイナーが多く勤務するWeb関連会社ではどうでしょうか。Web関連会社は一般企業などに比べて、大手でも社員が百数十名程度で、数人から数十人といった会社が多くあります。そのため福利厚生という点では、大手の企業のように保養所があるといったレベルにはありません。またWebデザイナーは知識と経験が重要視される職業のため、一人前となるまでは、給与は低い場合があります。また以前にくらべて勤務状況はずいぶん改善されてきていますが、作業状況によっては納期の間際など残業や休日出勤、徹夜なども皆無ではありません。

そのためブラック企業と思われてしまうところもありますが、Webデザイナーは経験を積んで一人前になると、ある程度以上の収入になりますし、アワードの受賞経験のあるような有名なWebデザイナーの中には、かなりの高収入を得ている人もいます。Webデザイナーは経験を積むとWebディレクターなどになることも多くありますが、WebディレクターはWeb関連の職種の中では年収が高い職業です。そのため、世間で問題になっているブラック企業とは異なるところがあります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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