Webデザイナーはクライアントの要望やイメージ、目的などを実現するWebページをデザインし、コーディングといった作業を行ってHTML、CSSのデータを制作していきます。Webデザイナーはデザインセンスが問われるのはもちろんですが、コーディングのためにHTMLやCSSについての知識が必要ですし、PHPやPerlといったWebコンテンツ制作でよく使用するプログラムについての知識も必要になります。また検索エンジンの仕様の知識なども必要で、Webデザイナーは幅広い知識が必要とされる職業です。
そんなWebデザイナーにはマルチな才能を持つ人が多く、Webデザイナー以外に、他の職業を兼業する人がいます。Webデザイナーにしてイラストレーター、Webデザイナーにしてディレクターやプログラマという人もいますし、Webデザイナーにしてライターとして書籍の執筆をしている人もいます。
Webデザイナーはアワードなどで受賞して有名になったり、公開したポートフォリオサイトがインターネット上のクチコミで有名になったり、Webデザイナのための技術情報を発信しているサイトがWebデザイナーやWebデザイナーを目指す人の間で話題になったりして有名になった人がいますが、そうした有名なWebデザイナーはマルチな才能を持っている人が多くいます。
マルチな才能を持つWebデザイナーの中には、音楽とWebデザイナーを両立させる人もいます。月曜日から金曜日はWebデザイナーとして働き、週末は音楽バンドの一員としてライブ活動をするといったように、Webデザイナーとして活躍しながら、音楽バンドをやり、どちらも両立して活躍している人もいるのです。
Webデザイナーと音楽は一見ジャンルが異なるため、それぞれの仕事が、もう一方の仕事にプラスにならないような気もしますが、Webデザイナーは、ゲーム会社やWeb関係のサイト運営を行っている一般企業、広告会社などでも幅広く活躍しています。そして広告やゲームなどのWebサイトの制作においては音楽を使用する場合もあるため、まったくWebデザインと音楽は全く無関係というわけではないのです。サイトの仕様などによっては、Webデザイナーと音楽の両方の知識が活用できる場合があるのです。
Webデザイナーは経験を積んでWebディレクターとなる人が少なくありません。そうなるとさらに幅広い知識が要求されるようになります。音楽について詳しければ、DTMのスタッフなどがいたときにもコミュニケーションがとりやすくなりますし、ミュージシャンのサイト制作や、音楽配信サイトの制作など、音楽を使用するサイトの制作で、音楽の知識がプラスとなることもあります。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。