社会人として働きながら、デザイナーになりたい方は数多くいます。
そんな社会人がデザイナーになるにはどのような方法があるのでしょうか。
そもそも、デザイナーと一口に言っても、その種類は多様にあります。
・ ファッションデザイナー
・ ウェブデザイナー
・ エディトリアルデザイナー
・ インテリア
・ 空間デザイナー
・ グラフィックデザイナー
など、おおまかに挙げましたが、この他にもいろいろなデザイナーが存在します。
また、当然ながら、なるために学ぶことも全く違います。
そのため、自分がどのようなデザイナーになりたいのかを明確にする必要があります。
◆ 具体的な方法
まず、考えられるのは仕事が終わった後に専門学校の夜間部に通うことです。
学校はいくつもありますから、その中から自分の勤務時間に合った学校を選ぶことになります。
入学するのは、年齢、学歴不問ですし、職業も問われません。社会人がデザイナー学校へ通う際にネックになりそうなのは、自分の仕事と学校での受講時間がかぶらないかどうかという点にあります。
仕事と学校の両立が最も難しい課題になります。
ですが、学校によっては、ライブ授業以外に通信講座もありますし、短期養成コースもあります。
このように、勤務体系に応じて、様々なカリキュラムがあるので無理のない受講をおすすめします。
また、残業などが多くて、学校に行く時間に余裕がない方は、会社を退職されて、昼間部の学校に通うというケースがあります。
この場合、収入が無くなるので、相当な覚悟が必要になりますが、デザインについて、学ぶ時間ができるので、基礎から徹底的に学ぶことができます。
ただし、気をつけてほしいのは、どのようなデザイナーでも一人前としてまともな年収を得るためには、ある程度以上の経験と実績がなければなりません。
したがって、職場を退職する前にじっくり考えましょう。
次に社会人の方が、デザイナーになるための方法として、独学が挙げられます。
独学のメリットとして、時間に縛られず、好きな時間に学習できるということです。
残業など、時間の制約が多い社会人ですが、仕事の合間に自分のペースで勉強できる独学は、非常に有効な手段と言えます。
しかし、どの分野でもそうですが、独学でデザイナーを目指すのは相当な忍耐が必要です。
全て自分で行うということは、怠けようと思えば、いくらでも怠けられるので、途中で挫折してしまう可能性が高いです。
独学でデザイナーを目指される方は、強い信念を持ち、自分を律する覚悟で目指しましょう。
◆ デザイナーは実務経験が全て
デザイナーになるためには、知識や技術以上に実務経験が求められます。
しかし、未経験者はなかなか雇ってもらえないのが現状です。
そのため、安定した職についている社会人が、デザイナーに転職するのは、リスクを伴うことになります。
未経験者の場合、正社員での採用は稀で、アルバイトからのスタートもざらにあります。
そのような収入面の不安を十分に考えて、後悔のない選択をしてください。
◆ 社会人がデザイン学校を選ぶ際のポイント
学生とは違い、時間に余裕のない社会人ですが、どのような学校に通えば、デザイナーとしての能力が身つくのでしょうか。
そこで、失敗しない学校選びのポイントをまとめました。
ポイント① 昼間部のカリキュラムと比較する。
夜間部は時間的な理由から、昼間部の授業内容よりも簡素化されている場合がよくあります。
そのような場合だと、身につく能力にも差がでてしまうので、しっかりした、カリキュラムを組んでいる学校を選ぶようにしましょう。
ポイント② 就職支援
その学校に通った結果、どのようなサポートが受けられ、どんな就職先があるのかを事前に調べておく必要があります。
就職サポートのしっかりした学校ですと、就職できるまで学費免除など、手厚いサポートを行ってくれる学校もあります。
ポイント③時間帯、立地等の通いやすさ
時間帯や立地は、入学前に綿密に確認しておく必要があります。
時間に余裕がないと、学校に通うのが苦痛になり、学習意欲が低下してしまう事になります。
また、授業に出られなかった際に、授業をDVDで見られるなどのサポートを行っている学校もあります。
以上が主なポイントですが、これ以外にも、たくさんの学校の案内を取り寄せて、比較検討するなど、多角的に学校を調べるようにしましょう。
- この記事を書いた人
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。