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大阪の派遣グラフィックデザイナー事情

大阪と言えば関西第一の大都市で、大阪城をはじめとする歴史の街であると同時に、道頓堀や梅田、北新地などの繁華街・歓楽街は全国的に有名です。したがって大阪は、たとえ景気が悪くても決して不況という顔をちらりとも見せません。大阪は常に活気がある大都市なのです。また、本社拠点を大阪に置く企業も数多くあります。目立つのは東京本社と大阪本社があることです。これは、いかに大阪という場所が経済活動で重要な地位を占めているかを物語っています。

この大阪にももちろん、グラフィックデザイナーはたくさんいます。それはご多分にもれず大都市の宿命ともいえる、印刷物での広告宣伝業務が不可欠だからです。ポスターやパンフレット、カタログやリーフレット、チラシやステッカーなど、その他包装紙を含めると印刷媒体の数は多岐にわたります。これらのすべては紙に印刷されていますが、そのためにはデザインその他が必要になり、それでグラフィックデザイナーの出番があるのです。特にスーパーなどでは毎日が勝負ですから、毎朝の新聞に折り込まれるチラシの制作は重要です。そのようなチラシの制作現場は戦争さながらですが、このような職場では多くのグラフィックデザイナーが派遣社員として働いています。派遣は正社員ではなく時給制ですが、大阪での派遣のグラフィックデザイナーの時給は割が良いほうだと言えそうです。

大阪にはグラフィックデザイナーで派遣としての求人は、多数見受けられます。その多くはデザイン制作会社への派遣ですが、中には自社で印刷物を制作する企業への派遣もあるようです。これはカタログなどの制作に必要となるグラフィックデザイナーを派遣できてもらい、社内秘密のカタログ制作段階は社員として働いてもらうためです。そうすれば情報の漏えいが防げます。これがアルバイトではうっかりすると情報が外へ漏れるかも知れません。

派遣のグラフィックデザイナーは、このような意味からも派遣先ではその会社の社員扱いの場合が多いでしょう。ではなぜ派遣ではなく正社員にそのような仕事をさせないのかと疑問もありますが、それは人件費という経費を考えると、正社員では雇用保険や退職手当その他のしばりがあるからではないでしょうか。口のかたい派遣のグラフィックデザイナーで、腕が良ければ正社員も同様ですから、安心して仕事を任せることができます。しかも人事面では合理的ですから、大阪ではグラフィックデザイナーの派遣求人が多いのは当然のことと言えるでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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