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グラフィックデザイナーの求人事情 つくば編

つくば市は茨城県にある市で、学術・研究都市である筑波研究学園都市でもあります。つくば市は特例市、業務中核都市および国際会議観光都市に指定されています。観光が絡むのは市の北端に、日本百名山のひとつである筑波山があるからです。こうして見ますと学術と研究がメインのつくばにグラフィックデザイナーの需要があるのかという疑問もありますが、つくば市にもグラフィックデザイナーの需要はあります。

平成17年には、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開通して、市の通信部と東京の都心が最短45分で結ばれたため、つくば市内には国や大手企業の研究拠点が多数立地しています。国や大手企業も各種の印刷物を制作しますが、その多くは競合入札制度で民間の印刷会社が落札をします。落札をすると印刷のみではなくデザインやレイアウトも請け負いますから、そこでグラフィックデザイナーが必要になります。印刷会社がグラフィックデザイナーを抱えている場合もありますが、多くはデザイン制作会社が電子データの作成をします。

では、これらの業務を含めて、つくばでのグラフィックデザイナーの求人はどのようなものかを見てみましょう。デザイン制作会社の求人でIllustratorとPhotoshopを使う大手百貨店を中心とした折り込みチラシやDM、販促ツールのデザイン・制作を担当するグラフィックデザイナーの求人がみられます。この場合グラフィックデザイナーはクライアントとの打ち合せや、制作進行管理までトータルで携わりますから、業務経験は2年以上となっています。またグラフィックデザイナーの経験豊かな人でトータルに制作を管理するアートディレクターの求人もあり、年収は600万円です。この場合は商品開発のプラニングにも加わるという条件がついています。変わったところでは、似顔絵の制作会社がグラフィックデザイナーを募集しています。

以上は、つくばでのグラフィックデザイナー求人の一部ですが、これらのほかに学校関連の卒業アルバムの制作や、各種のイベント告知ポスターの制作など、学術・研究都市として必要な印刷物は数多くありますから、グラフィックデザイナーの活躍の場も広いと考えられます。ちなみにグラフィックデザイナーの給料面での待遇は全国平均レベルのようですが、それよりも高い年収もあるようです。ただし、交通インフラがある程度整備されているとは言え、遠方からの通勤でつくば市内の会社勤務は難しいので、つくばで働くときは市内で住居を探すことになるでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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