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グラフィックデザイナーってどんな仕事?

どんな仕事をしていますかという問いに、会社員ですとは言いますが、OLですとは言いません。考えてみると会社員というのは答えになっていません。会社員もさまざまで、百歩譲って、営業の仕事、経理の仕事なら少しは分かりますが、これでも答えにはなっていません。会社が水産業であれば、魚関係の仕事をしていると言えばかなりはっきりしてきます。

このような調子でグラフィックデザイナーに聞きますと、クリエーターやデザイナーですという答えが返って来そうです。これも漠然としていますが、グラフィックデザイナーの仕事の内容を細かく説明するのは一言ではできません。グラフィックデザイナーとは、印刷物にするための電子データをデザインする仕事です、ならば分かります。グラフィックデザイナーはパソコンを使って印刷物にするためのコピー、写真、イラスト、図面その他の素材を初所定の大きさの範囲でデザインし、レイアウトをして、色をつけ、それを電子データにするのが仕事です。

ただし、厳密な意味で職種となりますと非製造業ですからサービス業に含まれます。グラフィックデザイナーがサービス業とはピンときませんが、職種の分け方ではそうなります。ちなみに、仕事というと職業というイメージが強いのですが、職種は製造業と非製造業に分かれるので、公務員もサービス業になります。

話をグラフィックデザイナーとはどんな仕事をするかに戻しましょう。グラフィックデザイナーはその名が示すようにデザインをします。デザインは衣料ではファッションデザインになり、それを仕事とするのがファッションデザイナーであることは誰もが知っています。グラフィックデザイナーの場合はグラフィックという言葉を理解しないとそのイメージがはっきりしないでしょう。グラフィックとは、文字や写真、イラスト、図や記号などすべての視覚要素を組み合わせるというような意味です。この組み合わせるのがデザインでありレイアウトになります。
組み合わせるための材料を素材と言い、グラフィックデザイナーがデザインとレイアウトをしたものをパソコンに取り込んで処理することを、コンピュータグラフィックスと言います。パソコンに取り込む作業はDTPとも言います。ですからグラフィックデザイナーはアナログ的な素材を使ってデジタルデータを作る仕事をする人とも言えます。
では、グラフィックデザイナーはコンピュータエンジニアかと言いますとそうではなく、あくまでもデザイナーなのです。ただし一部のグラフィックデザイナーはエンジニア的な要素も持っています。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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