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グラフィックデザイナーの需要は多いのか?少ないのか?

世の中はすべて、需要と供給で成り立っていると言えるでしょう。需要がなければ供給はありませんから、何事も起こりません。しかし需要が旺盛だと、それに応えようと供給が活性化します。昔、日本には特需景気という時期がありました。これは具体的には戦争でアメリカが多くの弾丸や戦争物資を必要として、その生産を日本の民間メーカーに依頼したからです。次に団地ブームが起きて、建設業界では労働者の需要が急増しました。

今ではこのような特別な現象は見られませんが、マーケット戦略としての企業からの広告物、印刷物、ネット配信は常に活発で、第三次産業の典型である広告宣伝活動に関する仕事に従事する人は不足していると言えるでしょう。
例えば、ひとつの広告を新聞に掲載するためにはグラフィックデザイナーが必要になり、同時にコピーライターやカメラマン、イラストレータやトレーサーなども必要とされます。そうなるとグラフィックデザイナーの需要がありますから求人広告が増えます。求人の多い少ないは需要を示す重要なバロメーターで、需要が多く、供給がそれに追いつかないと求人が増えます。

この現象を踏まえてグラフィックデザイナーの需要を見ますと、グラフィックデザイナーの需要は多いと言えるでしょう。需要が無ければこれほどの求人は無いはずです。ただ問題はこの場合のグラフィックデザイナーの内容であり、求人がどの程度のレベルのグラフィックデザイナーを必要としているかが問われます。デザイン専門学校を卒業したてのグラフィックデザイナーでも良いのか、それとも最低でも3年の実務経験があるグラフィックデザイナーを求人しているのかでは、グラフィックデザイナーへの需要は変わってきます。

グラフィックデザイナーの求人レベルには、未経験、二次新卒、アシスタント、インターンなどのほかに、経験者、2年以上の経験者、3年以上の経験者などがあります。また、条件も正社員、契約社員、嘱託社員、派遣社員、アルバイト、パートなどがあります。
したがってグラフィックデザイナーの需要の内容はさまざまで、未経験の需要はそれほど多くはなく、多いのは3年状の経験者で、しかも年齢が35歳までなどのようです。こうなると一口でグラフィックデザイナーの需要は多いとか少ないとかは言えません。細かく分けてグラフィックデザイナーの需要を見ますと、以上のようなことになりますが、別の見方をしますと、有能なグラフィックデザイナーへの需要は多く、そうではないグラフィックデザイナーへの需要はそれほどでもないということになるでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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