誰にでも、本音と建前があるのが普通です。なかにはすぐに本音を吐いてしまう人もいますが、総じて人は本音を明かすようなことはないでしょう。本音を吐きたくなるような事態になるとつい口にでますが、それは大概が愚痴です。愚痴が本音なのは不平不満があるからで、満足をしているという本音はあまりないようです。満足をしているというのは建前であり、そのような人でも本音を言わせればやはり不平不満があるものです。
人ならば大半が建前で満足していても、本音はそうではないのはおかしなことではなく、それは人には欲があるからです。上を見ればキリがないことは分かっていても、人は下のほうは見たがりません。そこでグラフィックデザイナーの本音ですが、これは匿名で調査をしたデータがありますので、それを参考にしたいと思います。ただし、その調査データが正しいかどうかは責任が負えませんので、誤解の無いようにお願いします。
そう多数のグラフィックデザイナーが調査の対象ではないようですが、平均年齢は30代半ばで、収入は年収で300万円から400万円、なかには年収が200万円台のグラフィックデザイナーもいますし600万円のグラフィックデザイナーもいます。まず現在の立場と年収との本音を聞きますと、大半のグラフィックデザイナーはまずまずのようです。ただし年収が200万円台の人はその年収には満足していませんし、年収が600万円でも満足していないようです。
次に将来性と安定性では、誰もがどちらかと言えばネガティブな考えのようです。特に将来性については不安に感じているのが本音のようです。さらに仕事の勤務時間となると全員一致して時間が長すぎると感じています。残業が多すぎると考えているのが本音です。
これだけの項目ですが、ここからグラフィックデザイナーの本音で、なるほどと思えるのは、年収が400万円以上であっても将来性と安定性には不安があり、さらに残業については不満だと言うことです。民間の会社に勤務している人はグラフィックデザイナーでなくても大体は同じではないかと思います。大企業でも倒産する世の中ですから、よほど安定した企業でもない限り安定しているとは言わないでしょう。また年収も月給で30万円以上であればそう低いほうではないと思いますが、上を見たがる人の欲からすれば不満なのでしょう。
残業時間が長いのは、グラフィックデザイナーの仕事では致し方がないことで、グラフィックデザイナーは公務員ではありませんから、これも致し方ないでしょう。このようなグラフィックデザイナーの本音を聞いて、それでもグラフィックデザイナーになりたいという人はクリエイティブなことが好きな人で、このような本音を言いながらもグラフィックデザイナーを辞めないのはこの仕事が好きだからではないでしょうか。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。