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グラフィックデザイナーの素質があるかを知るには

グラフィックデザイナーの素質があるかという話に、いきなりプロ野球選手を例にすることは、素質という言葉の説明がしやすいからです。素質とは個人が先天的に持っている、身体に備わった機能で、身体的なものを体質、精神的なものを気質と言います。プロ野球選手で、先天的にホームランバッターの資質がある人が練習と努力をすればホームラン王になれるのだそうです。
逆に資質がないと、まぐれでホームランは打ててもホームラン王にはなれません。これとグラフィックデザイナーは同じなのです。

では、グラフィックデザイナーの素質がある人とは、どのようなことでしょうか。まず、性格的に楽天的な人だと言われています。見た目ではなく精神的な意味での楽天家であり、ものごとをネガティブに考えない人です。言い換えれば小さなことにくよくよしない人です。
次に勘が良い人で、人と話をしていてその間に関連するアイデアが頭に浮かぶ人は、グラフィックデザイナーに向いていると言われています。いわば連想ゲームが得意な人で、それには相手の話をきちんと聞くことが必要です。話の腰を折るような、相手の話を横取りするという意味ではありません。

三番目に体力的な素質では、ほかの職業にも言えることですが、身体が丈夫でストレスに強い人は、グラフィックデザイナー向きだと言われています。ストレスに強いということは、楽天的なことに通じます。身体はタフでないと実務を遂行する際に支障がでますから、これはグラフィックデザイナーの仕事の性質上、必要な条件です。あとは常識人であることは申すまでもないことです。
この場合の常識人とは凡人ということではありません。また、適当なところでは妥協しない、根気が良いという性質もグラフィックデザイナーには必要です。

こまかく言えば、グラフィックデザイナーに向いている人は生まれつき色彩に敏感なようです。子どものころから人は色に興味がありますが、大人があっと驚くような色使いで画用紙に絵を描く子どもであれ、ば将来は有能なグラフィックデザイナーあるいは画家になり得る素質を持っていると言えるでしょう。
逆にこのなかでどれかが欠如していると、努力次第ではありますが、通り一変の努力では、本格的に通用するグラフィックデザイナーになるのは難しいかも知れません。アイデアがすぐにでなくても、グラフィックデザイナーにはなれるでしょう。また神経質な人も、グラフィックデザイナーになれます。ただ、グラフィックデザイナーに向いているかという点では、このような人はいささか疑問があり、グラフィックデザイナーになったとしても長続きするかどうかは保証できません。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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