会社勤めを辞めて独立をし、フリーランスのグラフィックデザイナーになるという人がいます。フリーランスは会社ではありませんが、名前が必要になります。これは実名でもいいのですが、それではグラフィックデザイナーらしさが感じられませんから、
何はインパクトがあり、人眼を惹くようなネーミングが欲しいところです。これを屋号といいます。屋号はどのような言葉でも構いませんが、できればカッコいいものにしたいですね。
独立してフリーランスになったグラフィックデザイナーで、仕事を受注するのにはグラフィックデザイナーの○○では平凡です。屋号には横文字や数字を使うことが多いようで、いかにもクリエイティブなクリエーター、センスがあるデザインをする人というイメージが良いようです。ここでいろいろと例をあげることは差し控えますが、英語やフランス語、スペイン語などをもじった屋号などが考えられます。会社名のような屋号でも構わないので、例えばオフィス○○などもありですし、デザインルーム○○もいいでしょう。しかし、これはやや平凡になりますから、やはり横文字の造語で、それを分解するとグラフィックデザイナーらしい意味になる屋号を考えてみましょう。
この屋号は自分のウェブサイトがあれば、そこにも使いますし、名刺にも使います。これは制作会社で仲が良いコピーライターに知恵を借りるという手もあります。そのためには会社勤務の時の同僚とのお付き合いは常日頃から必要で、場合によってはフリーの仕事を手伝ってもらえることもあるでしょう。
屋号には昔、お味噌の○○というような業種を含むような言葉もありますから、デザインのエッセンスというような形容詞を屋号にすることもできます。あまり凝り過ぎると何をする人かが他人に理解してもらえませんし、また発音しにくいとか、読みにくい屋号は避けるべきでしょう。
こうして考えると、グラフィックデザイナーが独立してフリーになってからの屋号はなかなか難しいのですが、要はその屋号が見る人、聞く人に覚えてもらえることが大切です。また、屋号の由来を説明することは、セールストークにもなります。実はこの屋号はかくかくしかじかの意味があります。そのようなことでこの屋号にしましたと説明をすれば、それに共感したクライアントから仕事がくるかも知れません。独立してフリーになるグラフィックデザイナーは、独立準備で屋号を考えておくようにしましょう。年号の数字を使うのも一案で、デザインルーム2014なども使えるでしょう。これなら、クライアントにも独立したのがいつだかが伝わります。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。