会社勤めを辞めて独立をして、いよいよフリーランスのグラフィックデザイナーになりました。さあ、これからは自分で仕事の依頼をとってきて、自分で制作をして納品までもっていくことになります。今までは仕事の依頼をとってくるのは営業スタッフであり、グラフィックデザイナーである自分はお金のことを考えないで制作だけに没頭していればそれで問題はありませんでした。しかし、フリーランスになった今ではお金を請求する請求書を経理のスタッフではなく、自分が書かなければなりません。
さあ、どうしますか?
意外と請求書の書き方まで考えて独立をするグラフィックデザイナーは、少ないようです。今までは、会社が発行する請求書を一度も見たことはないでしょう。市販の請求書を使うことも考えられますが、できればグラフィックデザイナーらしく、請求書も手作りをしたいですね。シンプルでも構いませんが、請求書にはそれなりのフォーマットがあります。その例を見ることにします。これはあくまでも一例ですから、自分なりのフォーマットにするのは自由ですが、必要な項目は必ず入れて、分かり易くしましょう。
請求書は英語でINVOICEと書きます。そこで日本語の請求書に小さく英語をつけてみましょう。これはA4サイズの用紙(複写式がベター)の一番上の左か中央に大きく書きます。
次いで、左に請求先の会社名を中くらいの大きさで書き、御中をつけます。さらに右下に自分の氏名、住所、電話番号FAX番号を小さめの文字で書きます。さらに今度は左の相手先名の下に、ご請求金額として、¥マークと金額を書きます。ここまでが第一段階です。
次はその請求金額の内訳ですが、罫線を使い、項目、品名などと数量、単価、金額を一列目に書きます。その下に、たとえばポスターデザイン制作料 数量は1、単価は○○○などと書きます。さらにその下に、企画費とかロゴタイプ作成、写真使用料などなど、お金を貰う項目と数量、単価、金額を書いていきます。
例えば使用写真が3点で、フォトレンタル料が○○円であれば、単価が○○円、数量が3、その右側に3点分の金額を書きます。その下に余白があっても構いませんから、一番右下に、合計として、請求金額を記入します。その下に消費税(8%)として消費税額を記入し、その合計金額を記入します。この合計金額は上のほうにある、ご請求金額と同額になります。
ここまでで、請求金額の内訳がはっきりします。次は振り込んでもらうための自分の口座名で、これは左下に、お振込先として、○○銀行○○支店(普)000000 口座名義名を書きます。なお、会社の場合は自分の氏名などの代わりに会社名にします。これに捺印をして出来上がりですが、捺印は自分の名前の横に押します。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。