大学の学部以上に各種専門学校は、特定の職業に従事することを希望する学生を対象としています。特定の職業には水産や農業、工学や商業などいくつもありますが、グラフィックデザイナーもその中のひとつになり、グラフィックデザイン科を設置している専門学校は北海道から沖縄まで数多くあります。特に東京や大阪、名古屋、福岡などの大都市にあるグラフィックデザイン科を持つ専門学校はたくさんあります。
グラフィックデザインだけに特化している専門学校もいくつかありますが、その多くは、例えば視覚デザイン科グラフィック専攻、Web & グラフィックデザインコース、デザイン・アート科グラフィックフィールド、総合デザイン科ビジュアルデザイン専攻などというグラフィックデザイナーになるためのコースを設置しています。その数は、東京都で20校程度、大阪府では9校ほど、愛知県で6校、北海道で4校、青森県、岩手県がそれぞれ1校、宮城県には5校、福島県に1校、茨城県に2校、栃木県、埼玉県、千葉県にそれぞれ1校、神奈川県には3校、長野県に2校、静岡県は3校、石川県、福井県、京都府、兵庫県、岡山のそれぞれに1校、広島県に2校、島根県、愛媛県にそれぞれ1校、福岡県には5校、熊本県と沖縄県のそれぞれに1校と、ほぼ全国中に76校のグラフィックデザイナーのための専門学校があります(2014年現在)。
全国47都道府県から見ますと、グラフィックデザイナーのための専門学校が無い県もありますが、その分布は人口の多い都市部に集中している傾向が見られます。グラフィックデザイナーという特殊な職業に従事したいと希望する人の多くは、専門学校が無いところでは国内留学をすることになりますが、これは大学も同じことですから、致し方ないでしょう。また、地方でグラフィックデザイン科がある専門学校へ行かずに、大都市にある専門学校を希望する人もいるでしょう。この辺りは大学を選ぶのと同じ考え方があるようで、有名校ほど人気があるようです。また、これ以外のグラフィックデザイナー養成学校も都市部を中心にいくつかあります。
それぞれのグラフィックデザイン専門学校には入学規定がありますから、これから入学を希望する人は資料を請求して詳細を調べるようにしてください。学校によっては定員もあるでしょうし、試験があることも考えられますし、卒業してからの就職をサポートしたり、カウンセリングをおこなう体制なども学校によっては用意しているようです。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。
