学校は関係なく、就職をするとその職業での1年目になります。気が付くと2年目、3年目、そして5年目。月日が過ぎるのは早いものです。この間に仕事とはどのようなものかが段々と分かってきて、欲もでてきますし、同僚や先輩、ほかの職業を選んだ学友たちとクラス会などで会って、いろいろと情報を交換したりもします。
グラフィックデザイナーとしてデザイン制作会社、あるいは広告代理店に入社して1年目は、右も左も分からないというのが正直なところでしょう。なかには早々とダウンしてしまい、1年と持たない人もいるようです。このような人は別として、2年目になると新1年生が入社することがあります。そうなると2年目とは言え一応は先輩になりますが、上司から見れば2年目も新入社員も同じです。2年目でも、実際にする仕事は1年目とそうは変わらないでしょう。
ところが3年目になると、右は右、左は左の区別はつきますし、先輩のことや会社の内容、業界のことなどが分かってきます。この頃になると、中堅とまではいかなくても後輩が居ますから、少し先輩のような気持ちにもなるでしょう。しかし仕事の面では、丁度マンネリというか壁に突き当たる人が居るようです。3年目になると仕事の内容も難しくなるでしょうし、同時により高度な制作レベルを求められます。仕事の飲み込みが早ければ壁は無いかも知れませんが、聞くところによりますと、多くのグラフィックデザイナーは3年目に壁に突き当たるのだそうです。
壁に突き当たると悩みが増えて、それがひどくなるとうつ病のような感じにもなり、何をしても自信が持てなくなり、グラフィックデザイナーは自分には向いていないのかなどと悩む場合もあるのです。しかし、その一方で精神的にタフな人はそろそろ会社の待遇面で不平不満が出る人もいて、そのような人は求人を見てほかの会社に転職もするようです。悩みながらも4年目が過ぎて、5年目になると一人前ですから悩みは無いのかと言いますと、5年目で制作の壁に突き当たる人も居るそうです。
一方で5年目にすっかり仕事に慣れて、会社のことも分かり、将来を考えて転職をするグラフィックデザイナーも少なくないようで、こうして見てみますとグラフィックデザイナーの1年目、2年目は早々と見切りをつけるか、がむしゃらに働くかのどちらかでしょう。それが3年目になると制作の面で壁に突き当たり、悩んで体調を崩すか、あるいは待遇の良いところを探す人がいるようです。
5年目にはほとんどの人は、すっかりグラフィックデザイナーが板について、同時に将来のことなども考える時期のようです。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。