IT・デザイナー求人サイトのグラフィカルジョブが、デザイナーを目指す方のお役に立つ、業界の情報をお届けします。

グラフィックデザイナーの、その後について考えてみた

多くの人は、何らかの生活のための手段を持っているものです。それは基本的には会社やお店に勤めることで、そのほかにはフリーランスとして自分で会社を経営したり、お店を開いたり、あるいは学校の講師をしたり、年金暮らしをしたりと、さまざまです。あの人は一体どのようにして食べているのだろうと不思議に思える人もいますが、いずれの場合も何かしら収入の道はあるものです。

これをグラフィックデザイナーの場合で見てみますと、グラフィックデザイナーのその後のひとつは、デザイン会社を経営することです。これなら本業ですから一番抵抗が無いと言えます。ただし、これには営業の手腕があるか、有能な営業スタッフをキープする必要があります。次にフリーランスの個人事業主として、人脈やコネを使ってグラフィックデザイナーを続けるという方法があります。この場合は営業も経理も兼ねることになります。ここまではグラフィックデザイナーの延長としての、その後、今後です。

そうではないとすると、現役中にグラフィックデザイナーのコンテストやコンペで優秀な成績をあげて業界で名をなして、今度はコンテストの審査員の立場になる人もいるでしょう。そうなれば、フリーランスとしての営業力は余り必要がなくなります。先生と呼ばれ、高い報酬でのデザインの仕事も来るでしょう。また、デザインスクールなどで講師として働くグラフィックデザイナーもいるようです。これもグラフィックデザイナーの延長線上でのその後、今後です。

問題はグラフィックデザイナーのその後や今後がグラフィックデザイナーの延長線から外れた場合で、これは定年まで頑張ったら、あとは年金生活とアルバイトということになりそうです。この場合のアルバイトは知り合いのお店のチラシを作ったり、食堂のメニューを作って謝礼を貰う程度でしょう。
それでは困るとなると、ハローワークでどのような仕事でも探さなければなりません。ハローワークで仕事場を見つける人は、グラフィックデザイナーと限っていません。ハローワークで求人を探す人の元の職業は千差万別で、もと公務員という人もいます。この場合俗に言う、つぶしがきく人とそうでない人がいますから、その点で考えるとグラフィックデザイナーはどうなのでしょうか。肉体労働には多分向いていないでしょうし、お店の店員になれるかも疑問です。
したがって、グラフィックデザイナーのその後や今後を見た場合には、いかに現役時代にしっかりとした土台を築いておくかが重要になります。現役時代に会社一筋も悪くはありませんが、会社は会社、自分は自分という社会だと言う現実をしっかりと考えるようにしたいものです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

グラフィカルジョブで「グラフィックデザイナー」の求人を検索する