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グラフィックデザイナーは漫画家になれるか

今や日本は、世界で冠たる漫画王国と言えるでしょう。漫画には1コマから4コマのオーソドックスな漫画があり、さらにストーリ―が華々しく、あるいは哀しく展開する劇画スタイルの漫画もあります。漫画デザイン有名なキャラクターも数多くあり、アニメとしてテレビ化された漫画は世界中で放映されています。このように。かつての漫画と今の漫画では隔世の感がありますが、その原点は今も昔も同じです。

この漫画を、グラフィックデザイナーが描いたらどうなのでしょうか?実は漫画を描いているグラフィックデザイナーも居るのだそうです。そうでしょう、漫画の基本は絵とイラストで、そこにテーマなりストーリーがあるのですから、グラフィックデザイナーにとって漫画を描くのはそれほど難しいことは無いと言えます。特にコピーライターや編集マンと組んで漫画を描けば、おもしろいテーマやストーリーが生まれてきます。

漫画という言葉の意味を少し拡大しますと、アニメになります。アニメの世界となると動画の分野になりますから、それなりのソフトウェアとそれに関する知識と使い方を知らなければなりません。実際にグラフィックデザイナーの仕事で、このアニメを制作する人も多く、例えばゲーム制作会社などではアニメができないとグラフィックデザイナーは務まらないでしょう。
そこまで行かなくても印刷媒体向けの4コマ漫画はグラフィックデザイナーの分野ですし、クライアントや印刷物の配布目的によっては、漫画を画像として扱うことがあります。こうして見てみますと、グラフィックデザイナーは漫画家向きだとも言えそうですし、グラフィックデザイナーには絵を描くのが子どもの頃から好きだとか、得意な人が大勢居ます。どうしてグラフィックデザイナーになりたかったのかという質問に、なにしろ絵を描くのが好きだったから、と答えるグラフィックデザイナーはたくさん居ます。それがパソコンというIT機器との出会いで、グラフィックデザイナーへの道を選んだのですから、漫画を描くのに必要なのはオリジナルのキャラクターとテーマやストーリーの設定になります。

キャラクターを創りだすのは生易しいことでは無く、ここで二の足を踏む人が多いと思います。また、単発ではなく、そのキャラクターはさまざまなテーマで活動しなければなりません。さすがに一流の漫画家たちはその点では個性的な性格付けがされた不変のキャラクターを創りだしています。また、そのストーリーの幅を持たせるために、追加でキャラクターを創造します。このようなキャラクターのアイデアがあり、ストーリーを考えるのが好きなグラフィックデザイナーは漫画も描けると思いますが、いかがでしょうか。ちなみに。逆に漫画家からグラフィックデザイナーになる人は稀、仮にいたとしてもそれは「漫画家として成功できなかった」からではないでしょうか。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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