IT・デザイナー求人サイトのグラフィカルジョブが、デザイナーを目指す方のお役に立つ、業界の情報をお届けします。

ウェブ制作会社に居るwebデザイナーの人数ってどれくらい?

ウェブ制作会社もさまざまで、小さい会社では社長が営業を兼ね、専務が経理を担当しながら事務もする。そこに社員であるwebデザイナーが2~3人という規模でしょう。少し大きい会社でも営業と制作に分かれていて営業は1人、webデザイナーが3~4名というところではないでしょうか。
これらの場合、webデザイナーは契約社員、派遣社員あるいはアルバイトなども居るでしょう。

webデザイナーは1人で2~3つの仕事のかけもちはできますから、webデザイナーが2人いれば6社ほどのECサイトを受注しても何とか消化できそうです。しかしそれでは会社は経営が成り立たない可能性があります。会社としてはできるだけ多くの仕事を受注したいのが本音ですから、どんどん仕事をとるように努力します。しかし仕事には納期がありますから、それが重なると少人数のwebデザイナーではこなしきれなくなります。
ウェブの作業はパソコンを相手にしますが、パソコンのソフトウェアはデータが重いと瞬時には反応しませんから画像処理などでは時間が掛かるという事情もあります

パソコンがデータを読み込んでwebデザイナーの指示を実行する間は待たなければなりませんから、その間にwebデザイナーは別のパソコンで別のクライアントの仕事をします。ですから1人のwebデザイナーで2社のサイトを制作するのは難しいことではありません。
しかしこれは逆に言えば、1人で一度に数社のクライアントの作業は不可能だと言うことになります。そうすると1社のウェブ制作会社に居るwebデザイナーの人数はどれ位なのかということを考えると、これは会社の規模次第です。
このような職場事情を考えると、webデザイナーが1名というのは危険です。webデザイナーは風を引いて休むこともあるでしょう。ですから最低でも2名は欲しいところです。

通常のウェブ制作会社で社員を含めた人件費や税金、固定経費、必要経費などを合わせて、それに利益を加えますとかなりの数のサイトを受注しなければ経営は成り立たないでしょう。そこでクライアントをたくさん抱えることになります。そうするとwebデザイナーが3社を受け持つとして受注の数が30だと単純に言えば10人のwebデザイナーが必要になります。これは実際には納期のズレもありますからこの半分の5人も居れば間に合うと考えられます。
ただし大型のイベントやキャンペーンなどのサイト制作を受注すると、この計算では間に合いません。そのような時には派遣や外注、アルバイトを求人することになるでしょう。このように考えるとウェブ制作会社に居るwebデザイナーの人数は2名以上、あとは会社の規模次第ということになると考えられます。
インターネット上のサイト数は現在、数億あると言われています。このうちの半分をwebデザイナーが制作しているとしただけでも、すでにwebデザイナーは世界に億単位で存在する職業なのです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

グラフィカルジョブで「WEBデザイナー」の求人を検索する