うつ病という病気があり、これは心の病とも言われています。うつ病は精神障害の一種であることは分かっていますが、その原因は現在の医学では解明されていません。また自律神経失調症とうつ病は全く異なります。うつ病の症状は気分が憂鬱になり、何をする意欲も興味も無くなります。その反面で焦りの感じがしてイライラしますし、食欲も減退します。
うつ病は職業柄ということはなく、すでに全国的にはかなりの数のうつ病患者がいます。うつ病には薬もありますが、環境が変わると治ることもあるようで、また薬をのまないで我慢をしている人もすくなくないようです。人にもよりますが、webデザイナーという仕事はうつ病になる可能性が高いという説もあるようです。しかしこれは学説的に証明されたわけではありません。つまりうつ病すなわち精神疾患、だから神経を使うwebデザイナーはうつ病になりやすいという憶測でしかありません。
webデザイナーである前に、ひとりの人間としての生活があり、私生活での悩みなどが理由でうつ病になる人もいるでしょう。うつ病になるのはウェブの仕事をしているからだとは言い切れません。また、多くのwebデザイナーはうつ病だといえ科学的・医学的な根拠があるデータも存在しません。要は気持ちも持ちよう次第でうつ病になるようですから、健全な生活リズムで毎日を過ごせばうつ病になることはないでしょう。
ウェブの仕事は神経を使うと同時に頭脳も使い、身体も使います。つまりwebデザイナーは肉体労働者であり頭脳労働者ですし、その上に感性も使います。
このように神経を使い感性を使うと言うことは頭脳的に疲れますから、それが心にも影響するでしょう。ああこの仕事は大変で嫌になった、だけど仕事だから何とかして続けなければならないなどとなると、気持ちが落ち込みます。気持ちが落ち込むとスランプ状態になります。このスランプ状態がしばしばうつ病と間違えられやすいようです。この時点では、まだ本当のうつ病ではありません。一時的に気分が落ち込むと仕事に身が入りませんから、外から見るとうつ病に見えるのです。
ただし、そうでない場合もありますから、本当のうつ病にかかったwebデザイナーには、しかるべきカウンセリングと抗うつ剤での治療が必要になりますし、場合によっては長期休職もあり得ます。うつ病でwebデザイナーの仕事を辞める人もいるでしょう。広い意味で考えるとうつ病は心の病ですから、うつ病を治すのには職場や生活の環境を変えて、心をゆったりと持ち、気楽な気分になることが良いようです。
したがって、うつ病のwebデザイナーも一時期職場を離れれば元気になり、以前にも増してウェブの仕事に意欲的に取り組むようになれるのではないでしょうか。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。