今は時給でいくらという給料計算が当たり前になっています。つまり時給が○○百円で1日に8時間だと○千円、それが30日では○○万円、したがって12ヶ月の年収は○百万円というわけです。これはラフな逆算もでき、例えば年収が○百万円だとしますと、それを÷12ヶ月÷30日÷8時間=時給○○百円になります。
ただしボーナスやその他の手当てを年収に含めるのが通例ですから、この逆算は少々無理があるようです。しかしその年収の基本が時給であることは確かですし、アルバイトや派遣社員などはすべて時給制が適用されます。そこで今のwebデザイナーの時給はどれほどかと見ますと、全国平均では1700円という話があります。この1700円の根拠は定かではありませんが、webデザイナーの求人を見ますと最低でも時給800円、高いと1500円以上ですから、1700円は妥当な数字なのかも知れません。
しかしwebデザイナーの平均時給が1700円としても、その条件でどれだけの期間働くことができるかとなりますと、1年も続くアルバイトもあるでしょうし、3ヵ月で終わる派遣もありますから、これを年収に換算することは無理なようです。
つまり時給はあくまえも時給で、その平均が1700円だとすると8時間で13600円と考えるにとどめたほうが確かでしょう。つまりこの13600円は30日分、さらには12ヶ月分になるのではなく、正社員として安定した職場という見返りに月給を時給計算すると1700円には達しないのです。
すなわち正社員は安定した職場が約束されていて、月給あるいは年俸も約束されているのに対し、アルバイトや派遣には安定した職場が約束されていない分高い時給で無いと割が合いません。
いずれにしても、webデザイナーの平均時給は800~2000円といったところのようですから、あとはいかに長期間働けるかで年収が決まります。日給月給制と言う給与システムはありますが時給月給制なないようです。もし時給の1700円を時給月給制で計算するとどれくらいになるかを計算してみました。1700円×8時間で13600円ですから週に5日で6万8千円、月に4週では27万2千円、年52週では350万円ほどで、これはほぼwebデザイナーの平均年収と数字がピッタリ合います。
ということは多くのwebデザイナーの平均時給は1700円で、こうしてみるとほかの仕事の時給よりもかなり割が良いことになります。ただし優秀なフリーのwebデザイナーで年収が1000万円ともなると時給もこの3倍の5000円を超えるのですから、やはりwebデザイナーになるなら有能だと評価されるwebデザイナーになりたいですね。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。