仕事は誰もが始める時は未経験で、仕事をしない限りいつまで経っても未経験です。仕事をはじめてみると学校で教わったこととは大違いということが経験になり、失敗もしながらその道で一人前になれるのです。ですから仕事は条件云々ばかりを言わないでとにかくすることが大切なのです。
これは特に技能職であるwebデザイナーについて言えることですが、求人で未経験でもOKと採用されたら給料がどうのこうのとばかり言わないで、とにかく言われた仕事をすることが大切です。仕事が満足にできないのに給料のことばかりを考えているのでは困ります。また実際にウェブサイト制作の仕事をはじめてみればこのことは分かる筈です。自分が考えていたのとプロの仕事は、ここまで大きな開きがあるのだと実感するでしょう。そうなると給料が安いなどとは言っていられません。実務を習得するので精一杯になります。時には上司から注意もされるでしょうし、自分で失敗したとも思うでしょう。
このような時期には、とにかく給料はさておいてその仕事は実習の場であると割り切ることが必要です。たとえ給料が0円でもいいのです。それはその仕事で経験とスキルが身につくからです。仕事をさせてもらえるのだという気持ちが優先すれば、当初の場合は給料が0円でも構わないという気持ちにもなるでしょう。ほかにも働きたいが自分に見合った職場が無いというwebデザイナーから見れば、たとえ0円に近い仕事でもそれをしている人は羨ましく思われるでしょう。そして、0円に等しい報酬でも仕事を完成したという大きな満足感が経験として身につくのです。
そうなればその経験が財産になり、次の仕事は0円どころかかなりの報酬にもなるでしょう。最初のうちは見習いだと言う気持ちで仕事に取り組むことが大切で、この気持ちがあれば素直に実務が身につくものなのです。いずれにしても仕事ができない人ほど給料を気にするものだという傾向があるようです。
こういう人を有言不実行といいますが、このようなことではなくたとえ0円でもいいからその仕事をさせて欲しいという気構えが大切で、それは見る時とはちゃんと見ていますから、仕事が終わったら実際には0円ではないでしょう。
つまり0円での仕事も最初は当たり前という気持ちが大切で、そういう人はwebデザイナーとして必ず成功すると思います。ちなみに現実的にはよほどのことが無い限り0円のwebデザイナーの仕事はないでしょう。ここでの話はwebデザイナーになりたいと言う人の基本的な心構えについてです。
- この記事を書いた人
-
IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。