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webデザイナーの労働時間は長いという定説

仕事をする労働時間は一応は1日に8時間とされてはいますが、実際には何とかこれに相当するのは精々公務員くらいのものでしょう。しかし公務員も最近ではこの1日8時間ではないようです。つまり純粋な意味でこの原則は今では有名無実と言えます。逆にそのような働き方では食べていけないのが現状と言えます。

これはどのような職場や仕事でも言えることで、1日の睡眠時間は8時間が理想なのと同じことで、今の社会では1日の24時間のうちの8時間を寝て、8時間を働き、残りの8時間が自由時間だと言う人がいたらお目にかかりたいくらいでしょう。
webデザイナーの場合の労働時間を見ますと、端的に言えば長時間労働が多いと言えそうです。つまり規則では8時間ですが必ずしもその通りではなく、週に40~50時間の残業に匹敵する労働時間だというデータがあります。つまり1日に10~12時間の労働時間になります。ただしこれには波がありますから、8時間未満で終わる日もあるでしょう。

つまりウェブの仕事は受注産業なので、受注した仕事が多ければ必然的にwebデザイナーの労働時間は長くなるというわけです。請け負ったからには、仕事は決められた納期までには完成させなければなりませんから、そのために残業が増えます。これはどこの世界でも同じことが言え、webデザイナーも世界だけのことではありません。ただし働き過ぎて体調を大きく崩すということが社会問題として大きく取り上げられている現在では、webデザイナーの労働時間が長いと言ってもそこには一定の歯止めがあります。

webデザイナーの労働時間が長いのは、仕事で使うパソコンやソフトウェアとも関連があるようです。つまり高性能のマックパソコンはデータの処理スピードが速いのでwebデザイナーの仕事が捗りますが、古いパソコンでは処理スピードが遅いので実際にはwebデザイナーには待機状態の時間が生じます。データが重い場合は10分や15分もパソコンの画面と睨めっこをする時間が必要になります。そこでイライラしてもパソコンは応えてくれません。そうなるとどうしても労働時間が長くなり、またモチベーションの低下も考えられます。その結果、あまり成果が上がらないことになります。
webデザイナーの仕事が遅いように見えるのは、実はパソコンのせいもあるのです。また、フリーのwebデザイナーでは労働時間はそれこそまちまちで、不眠不休の時もあるでしょうし、一日中暇な時もあります。したがってフリーのwebデザイナーの労働時間は長い友言えますし短いとも言えます。ちなみにある調査によれば、会社勤務をしているwebデザイナーの一番の不満は労働時間が長いことだとのことです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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