会社に勤めてウェブの仕事をしているwebデザイナーで、独立してフリーランスのwebデザイナーになる人は少なくはないようです。それには大きく分けると、一つは会社にこき使われているからこれだけの仕事をフリーランスでこなせばかなり稼げるだろうという考えから独立するタイプでしょう。もう一つは、会社も悪くはないが自分が考えているサイト作りをしたいから独立すると言うタイプです。どちらもフリーランスになるのは自由ですが、フリーランスになるための肝心のことが欠けているようです。
フリーランスのwebデザイナーになるには、クライアントの当てがないと危険です。いくらスキルがあってもクライアントが無い事には、そのスキルを発揮する場がないのです。自分は優秀なwebデザイナーだから自分に仕事を依頼しないクライアントは損をするなどと言ってみてもはじまりません。クライアントがあってこそのwebデザイナーだと思いましょう。クライアントがサイトを開設するから自分のスキルが発揮できるのであって、そうでなければウェブという土俵に相手はいません。独り相撲では食べていけなくなるのです。
フリーランスのwebデザイナーになるのには、このようにクライアントが必要なのは大前提ですが、次に必要なのはウェブの作業をする環境の確保・確立です。マンションの部屋でも構いませんが、ウェブに必要な機材一式と仕事に必要となる材料などはきちんと整えなければなりませんし、当面食べていくための資金も必要になります、もう月給はないのですから、そのことをしっかりと胸に刻まなければなりません。またクライアントとの打ち合わせも増えるでしょうからそのための営業費用も必要になります。そしてフリーランスには決まった勤務時間がないことも覚えておかなければなりません。
多くのクライアントは、フリーランスはいつでも仕事をするものだと思っていますから、会社が相手の時は休みの日に電話をかけてこないでしょうが、相手がフリーランスだと電話はいつでもかけてきます。つまりフリーランスに明確な休日はないのです。クライアントにしてみれば、フリーランスはいつでもそれこそフリーだと言う感覚があります。またフリーランスでwebデザイナーの仕事をする時には、料金メニューを用意しておきましょう。その料金メニューがセールスツールになります。新しいクライアントとの打ち合わせでは必ず料金が優先されますから、話を聞いてそのようなサイトを開設するにはこの項目とこの項目になりますから、おおよそこれくらいの料金になりますというところから商談がはじまるのです。それが安いか高いかはクライアントもほかのフリーランスに確認もするでしょう。つまりクライアントは比較検討をするのです。そこで有効になるのが出来栄えの良いポートフォリオです。良いポートフォリオをクライアントが認めれば料金が高くても依頼がくるでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。
