何を勉強するかにより、勉強の仕方は多少異なります。勉強と聞くと、高校や大学の受験勉強を思い浮かべるでしょうが、webデザイナーになるための勉強方法は、受験勉強とは大きく異なるということを覚えておきましょう。
多くの場合、高校や大学の受験勉強は丸暗記が主体になる傾向が見られます。中には論文形式の出題もあるようですが、出題の多くはまるで暗記力を試すようなものです。ところがwebデザイナーは暗記力があれば良いという職業ではありません。webデザイナーに求められるのは、暗記力よりもむしろ創造力なのです。オリジナリティの善し悪しがwebデザイナーの評価をきめるのです。もちろん創造力が豊かでもそれを実際に具現化するスキルがなければwebデザイナーにはなれません。この具現化にはウェブに関する知識とスキルがなければなりません。
そのウェブデザインに関する知識とスキルを習得するのが勉強ですが、デザインに必要となるパソコンソフトウェアのillustratorやPhotoshop、さらにはコーディングに欠かせないhtmlやcssの記号の羅列を丸暗記するのが勉強のすべてではないのです。もちろんこれらの操作に必要な手順を暗記することは必要ですが、なにしろ数が多いのでとても全部を暗記することはできないでしょう。webデザイナーとしての実務は試験ではありませんから、忘れたことや知らないことはあんちょこの本を見ればいいのです。ですから丸暗記は余り意味がないと言えます。
webデザイナーになるための勉強方法は、一にも二にも実践だと思いましょう。つまり水泳を習う時に畳の上でいくら練習をしても役には立たないのであり、水泳はプールで泳いでこそ初めて上達するのとwebデザイナーの勉強方法は同じなのです。htmlの手順を暗記していても実際にそれをパソコンで操作して、身体で覚えないと実際の役には立たないのです。パソコンで入力をするのは慣れが一番です。これはピアノの練習と似ています。
つまり同じことを毎日繰り返して実践することでスキルがあがるものなのです。webデザイナーになるための勉強は本も大切で、人の話をきくのも大切です。しかし何よりも大切なのは実際に身体と頭を使ってデザインを考え、それをパソコンで表現する練習なのです。くどくなりますがwebデザイナーの勉強方法は実際を想定しての練習なのです。ですからできるだけパソコンを前にして、忘れたことや分からない時に参照できる本を手にしての勉強が大切になります。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。