デザインと言う言葉は多方面で用いられています。曰く、グラフィックデザイン、ファッションデザイン、インダストリアルデザイン、ガーデニングデザイン、インテリアデザイン、エクステリアデザインなどがで、そこに新しく登場したのがウェブデザインです。
ウェブデザインはビジュアルと文字などを含みますが、その基本は絵です。イラストでも構いませんが絵画の要素があるのが基本的なウェブサイトとも言えるでしょう。文字だけのサイトもあれば、写真だけのサイトもあります。では文字だけのサイトなら絵の要素は全く不要かと言いますと、そうではなく、書体や文字の大小、レイアウトの仕方などに絵画的なセンスが必要になるのです。タイトルは大きい文字で、フォントはこれ、次にくる注釈はこの書体で、文字はこの程度の大きさ、文字の色は赤くする。さらに本文はこの書体で、途中で色を使い目立つようにするなどというのは絵画的センスが関係してきます。
これ以外にビジュアルがある場合には、それこと絵に関する知識と絵を描ける才能が要求されるでしょう。この場合の絵はスケッチでもイラストでも構いません。紙の上でもいいですし、パソコンの画面上でもいいですから、webデザイナーは絵を描けることが大切です。この場合その絵にじょうず下手は関係ありません。イメージやアイデアを具現化できればそれで良いのです。絵を描いてみると、さらに次のアイデアが浮かぶものです。まったく絵が描けない人はいません。誰でも下手なりにも絵は描けるでしょう。とにかくwebデザイナーは絵を描くようにしましょう。
イメージやアイデアをウェブデザインとして表現するのはパソコン上ですが、そのためには曲がりなりにも絵を描くという作業が必要になります。絵を描くということはレイアウトのセンスを磨くことにもなります。極論ですが丸と四角と線だけのフローチャートも行ってみれば絵なのです。ですからwebデザイナーで絵を描けるというのは画家のレベルを要求しているのではありません。
例は少し外れますが、ロートレックは著名な画家ですが、いくつものポスターを描いたことで知られています。つまりロートレックは今で言うECサイトをポスターで制作していたのです。ここまでとは言いませんが、webデザイナーが絵を描けるか描けないかはその人のwebデザイナーとしてのレベルにも関係してくるでしょう。
ソフトウェアを操るスキルも大切ですが、まずはサイトの構成で基本となるデザインとレイアウトのセンスを磨くためには絵を描くという作業はwebデザイナーに必要なことだと言えるでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。