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webデザイナーに学歴は、どの程度必要か?

今はそれほど騒がれなくなりましたが、日本は学歴社会と言われています。多くの企業では社員を採用する際に学歴を重視します。たとえその学校をビリで卒業してもそれが一流大学であれば、有名校ではないが首席で卒業した人よりも就職では有利になるでしょう。これには少し疑問がありますが、現実はそうなのです。ただし、企業は独自で採用試験を実施しますから、このようなことを第三者が考える必要はありません。

そこで話をwebデザイナーと学歴にしますと、理想的あるいは結論的に言えばwebデザイナーに学歴は問われません。企業が求めるwebデザイナーはできるwebデザイナーであり、企業にウェブでの貢献度が高い人なのです。そこに学歴が入り込む余地は、ほとんどありません。学歴でウェブの知識やスキルが体得できるのであればともかく、学歴はwebデザイナーとは無縁なのです。この場合の学歴は、ウェブ専門学校卒も含みます。たとえウェブの専門校を出ていても使い物にならないwebデザイナーもいるでしょう。それなら高卒で早くからウェブの現場でアルバイトとして実際の経験を積んだ人のほうが、はるかに実戦向きなのです。

ウェブの世界は、このようにはっきりしているのです。ダメなものはダメ、良いものは良いと言う実力がサイトに現れます。そこに学歴がどうのということはありません。多くの現役のwebデザイナーでトップクラスにある人たちの学歴を調べたわけではありませんが、その中には高卒、さらには中卒の人もいるでしょうし、独学でウェブを習得した人がいても不思議でないのがウェブ業界なのです。

このように、ここまではwebデザイナーと学歴には関係はないということはお分かりだと思います。どのような人が優れたwebデザイナーと言いますと、まずはウェブに関する知識が豊富であること、スキルレベルが高いことはもちろんですが、粘り強く体力的にタフであることも要求されます。また好奇心と探究心があること、人のことをリスペクトできる人、人の話を聞く人、コミュニケーションがじょうずな人です。そこに最大の要素であるセンスの良さとアイデアの宝庫のような引き出しを頭に納めている人です。これらのすべては学歴とは関係ありません。コミュニケーションや対人関係ではむしろ学歴が邪魔をするとさえ言えそうです。一流のwebデザイナーは決して自慢をしないそうですし、自分の多くを語らないようです。
ただしクライアントとの打ち合わせでは、打ち合わせただけで既にサイトが出来上がったかのような感じさえするほどコミュニケーションがじょうずだとのことです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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