何事も基礎が大切だと言われます。基礎とは基本でもあります。一見器用に見えても、基礎がないとボロがでてしまいます。では、webデザイナーに必要な基礎とはどのようなものなのでしょうか?
基礎という言葉の解釈にもよりますが、ここでは基本的にwebデザイナーが持っていなければならないこととしましょう。webデザイナーになるためにはパソコンを操作するスキルが基礎になります。それもWindowsだけではなく、マッキントッシュのパソコンを操作するスキルでもあります。
次に、webデザイナーの基礎にはソフトウェアに関する知識とその使い方があります。ソフトはいくつかありますから、そのなかでPhotoshopとIllustratorというソフトウェアについての知識と使い方がwebデザイナーの基礎になります。この両方で作成した素材をもとにウェブを組み立てていくソフトにDreamweaverがありますから、これもあわせて使えれば大丈夫です。そのほかにもアニメーションや立体画像に使うFlashや3DCGソフトウェアもありますが、基礎ということではこれらのソフトに関する知識や使い方を知らなくても大丈夫です。
次に来る基礎は、コーディングです。コーディングとはHTMLというマークアップ言語を使ってウェブサイトを構築する技術です。コーディングにもデザインに関する知識は必要になりますが、主に電子工学的な基礎を必要とするのがコーディングです。最近ではひとりのwebデザイナーがこれらのすべてを受け持たないで、デザインとコーディングを分離する傾向が強くなりましたから、場合によってはコーディングの能力は基礎ではないとも言えます。ただしできることに越したことはありません。
以上のデザイン部分とコーディング部分で必要となることがwebデザイナーの基礎ということになります。これを細分化しますと、デザイン部門としてのwebデザイナーの基礎はビジュアルに関する感性であるセンスとウェブサイトを構築するためのアイデアになります。しばしば言われるのが、あのwebデザイナーはスキルはいいのだがセンスが今一つだとか、あのwebデザイナーのサイトには魅力的なアイデアがないということです。このどちらも褒め言葉ではありません。このような言葉はwebデザイナーにサイト構築の原点となるセンスとアイデアという基礎がないことを意味します。その意味ではwebデザイナーの究極の基礎はセンスとアイデアだとも言えそうです。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。