女性の場合、職業を決めるとき、男性と女性が同じように働くことができるということに惹かれて、その職業を目指す人も多いのではないでしょうか。男女雇用均等法が施行されてずいぶん経ち、職場や職業によって男性だけでなく女性が多く活躍する職業も多くなっていますが、どうしても女性は男性に比べて体力的に劣るところがありますから、体力的な仕事については未だ男性の方が多い状態ですし、管理職となると同じ能力があっても女性の場合は管理職になることができないといった問題が聞かれます。
しかし職業の中には一昔前に比べると男女比率がずいぶんと変わって、女性が多く活躍するようになった職業もなくはありません。そうした男性と女性が同じように活躍する職業としてWebデザイナーがあります。
Webデザイナーとは文字通り、Webページのデザインを行う人のことですが、仕事の範囲はもっと広範囲になります。Webコンテンツの制作作業は、コンテンツの仕様によって様々な作業を行うことから最近はコンテンツの仕様を考えるスタッフ、Webページのデザインを作成するスタッフ、コーディングを行うスタッフ、Webページに使用する素材を制作するスタッフ、プログラムを組むスタッフといったように、作業ごとに専門のスタッフがいて分業化されることも多くなってきました。しかしWebコンテンツを制作する会社やデザインスタジオは、一般企業に比べて小規模なところが多く、数人から数十人といった規模の会社が多くあります。そのために、複数の仕事をこなすWebデザイナーも多くいます。
一言にWebデザイナーといってもいろいろなタイプがいるため、厳密には男女比に差があるところもありますが、Webデザイナーの男性と女性の比率はWebデザイナー全体でみたときにほぼ同じ比率になっています。つまりWebデザイナーは男性も女性もどちらも同じように活躍する職業といえるのです。実際Webデザイナーを養成する専門学校などでも生徒の男女比は同じくらいになっているようです。
女性には女性ならでの感性やセンスがあります。Webコンテンツの中には女性専門のサイトや、女性をターゲットとしたサイトなども多く存在しますから、そういったサイトやコンテンツを制作するには女性の意見や感性は非常に大事になってくるのです。
女性専門のサイトの制作では、女性が制作チームの主導権を取る場合もあります。男性と同じように働きたい、男性、女性といった区別されない職場は仕事がしたいと考える人はWebデザイナーという職業を一考してもよいでしょう。
- この記事を書いた人
-
IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。