ホームページの制作やWebコンテンツの制作、またWebブラウザをプラットフォームとするシステム開発など、Webを使った技術やそれによって生み出されるコンテンツやソフトウェアは様々です。
一昔前は何かのシステムを作るときは、アプリケーションと同様に専用の画面などを制作していましたが、現在はWebブラウザをプラットフォームとしてWindowsやMacといたパソコン環境に影響されないシステムなども多く開発されています。
Web業界の分業化された職種
制作されるものが異なれば当然、そのコンテンツやソフトウェアを制作する方法や制作するために使われる技術、制作にかかわるスタッフなども異なってきます。
例えば、企業のホームページを制作する場合、企業のイメージやホームページの目的やコンセプトをヒアリングし、仕様を起こすといった作業を行うディレクター、サイトの仕様、企業のイメージなどからWebページのデザインをするWebデザイナー、そしてWebページのデザインからWebページのデータをつくるコーディングといった作業を行いますが、サイトに質問フォームを設けたり、アニメーションを挿入したいとなると、それらのスタッフなども制作にかかわることがあります。
ホームページの制作するための一連の作業を一通りこなす人や、複数の作業を兼任する人もいますが、最近ではホームページの制作会社では分業化されていることが多いこともあって、ひとつのホームページを制作するには多くの人が関わっているのです。
分業化された仕事の中でも、Webページのデザインとコーディングを専門とするWebデザイナーと、Webページに使用されるグラフィックなどを作成するグラフィックデザイナーがいます。このふたつの職業は兼任する人も多いことから、同じ職業として考える人も多いでしょう。
Webデザイナーとグラフィックデザイナー
WEBデザイナーとはWebページのデザインを行ってコーディングというWebページのデータを作成する職業です。Webデザイナーはサイトの仕様などによってコーディングの作業でプラグインプログラムを実装したり、オープンソースのプログラムをカスタマイズしたりといったより技術系の仕事をすることもあり、Webデザイナーがデザイナーなのか、技術者なのかあいまいな要因になっています。
グラフィックデザイナーとは、グラフィック制作を専門とする人です。グラフィック、イラスト制作を専門として、中にはキャラクターデザインをする人もいます。こちらは完全なデザイン系の職業と考えていいでしょう。
サイト制作においてWebデザイナーとグラフィックデザイナーは、サイトに大きなサイズのグラフィックを使用したり、グラフィックを多用する場合などは分業化されるケースが多いのですが、そうでない場合はWebデザイナーが兼業することが多くあります。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。
