ホームページやWebコンテンツを制作するには、多くのアイコンや画像などが必要になります。それらのアイコンや画像を独自に制作することもありますが、ホームページやWebコンテンツの制作には納期があります。それまでにホームページやWebコンテンツを制作して公開しなくてはならないため、独自に作成することが厳しい場合があります。しかし、たったひとつ画像を挿入したり、アイコンを使うことによって文字が強調されたり、Webページが華やかになったりしますから、Webページに素材を使いたい。そういったときにWebデザイナーは時にはフリーの素材なども利用します。
ホームページやWebコンテンツで使用することができる素材は、電気量販店などでパッケージとなって市販されているほか、インターネット上で入手することができます。素材は文頭記号や見出し用の素材や背景用の地紋などのパターン素材から、様々なテクスチャ、バナーやボタン用のイラストや写真などいろいろな種類がありますますから、うまく利用すればそれだけ作業の負担を軽くするこができます。素材はそのまま使用することもありますが、加工してから利用する場合もあります。
素材を利用するときに気をつけなくてはならないのは、その素材の著作権です。素材には著作権というものがあり、そのためどんな素材でも自由に利用できるわけではないのです。有料の素材の場合、使用料を払ったのだからどんなところにも利用できると思う人がいますが、Web媒体で使用するのか紙媒体でも利用するのかなど目的によって使用料は異なりますし、また画像のサイズなどによっても使用料金は変わります。
フリー素材というと、「フリー」という言葉からどんなものにも利用できるといった意味のように思われますが、著作権を放棄していない以上、利用方法について制限がある場合があります。例えば個人のホームページやブログなどには素材を自由に使用することができるが、企業のホームページには利用できない。また企業のホームページにも利用できるが、それによってホームページの更新料など費用が発生する場合は使用不可といったように、素材を利用するための細かい規約があるのです。素材の利用にはクレジットを表記する、リンクを設定するといったものもあり、また商用、個人用のどんなものにも利用できるフリー素材についても再配布は禁止といった規約があります。そのため、フリー素材を利用する場合も、その素材の利用方法を確認する必要があります。
なおインターネット上で入手することがえきる素材は画像ばかりではなく、Webページのテンプレートやプログインプロフラムなど様々なものがありますが、どれも著作権と使用方法を確認して使用するようにしましょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。