WebデザイナーはWebページのデザインを行って、コーディングを行いWebページのデータを制作していくのが主な仕事ですが、Webページをデザインする上において様々な知識が必要になります。
Webページのデザインの仕方は、ホームページの種類やホームページの目的などによって異なります。例えばショッピングサイトをデザインする場合、おすすめ商品の情報やキャンペーン情報は、Webページの中で一番目立つ、Webページ閲覧したときに人間の目が把握しやすい位置にバナー広告などを掲載する必要がありますし、商品を注文するためのボタンは、ボタンがクリックしやすい右上の位置に配置するといったようにデザインの仕方があります。
また企業のホームページの場合、企業のイメージを一番に打ち出すために、企業の本社ビルの写真をトップページに大きく掲載したり、企業の理念などをトップページに掲載するなどといったデザインの仕方をします。
Webデザイナーはホームページのジャンル、コンセプトや目的にそったWebページをデザインしていかなくてはならないため、デザインセンスとデザイナーとしての知識の幅広さが重要になります。そのためWebデザイナーは経験が重要視されるのです。
Webデザイナーが必要になる知識はいろいろありますが、フォントもそのひとつでしょう。フォントの種類や利用方法などの知識があれば、それだけ文字のデザインを行うときにデザインに幅ができます。
例えば、印刷業界などで最もよく使われているモリサワフォントは、見出しなど強調したい部分によく使われるフォントで、Webデザインの世界でもよく使用されています。Webデザインを行っているデザインスタジオなどではモリサワのフォントを揃えているところもあるでしょう。
企業のホームページを作成するとき、その企業のロゴマークなどがあればそれらを利用するのですが、ロゴマークを作っていない企業も少なくなくありません。そうした場合、ホームページ制作と合わせてWebデザイナーがロゴマークを制作しなければならない場合もあります。そのときフォントの種類や文字のデザイン方法について知識があったり、フォントを編集して独自のロゴマークを作ったりする知識と技術があれば対応することができます。
フォントデータはインターネット上から入手することができますが、使用には利用規約などがある場合があります。また著作権の問題もありますから、フォントデータの利用については利用方法の確認が必要です。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。