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Webデザイナーの開発環境をチラ見してみよう

Webデザイナーとは、クライアントの要望やイメージ、サイトの目的などにあったWebページをデザインし、HTML、CSSのコーディングを行う職業です。Webデザイナーは様々なタイプがいて、Webデザイナーによってはイラストを描いたりWebプログラムを組んだり、動画や音楽の編集などもする人がいます。そのためWebデザイナーが制作作業で使うツールは様々です。そして開発環境についても人によって異なります。

Windowsを使うユーザーが最も多いという点で、ホームページやWebアプリケーションの制作作業は、以前はWindowsの方が便利といわれていました。実際、Windowsユーザーが多いことからコーディング作業で利用するエディタはWindows対応のものが多く、各種のツールなどについてもWindows対応のものが多かったためです。
また、Webデザイナーは制作したWebページの表示状態などのチェックをしなければなりません。よくサイトに「IE9以上」といった推奨環境が表記されていますが、あれは「このホームページはIE9以上に対応しています」という意味で、その環境での表示状態をチェックしていることを示しています。Webページの表示状態はWebブラウザの種類とパージョンによって異なって表示される場合があるため、対応ブラウザをサイト上に表記しているのですが、Windowsユーザーの数が多ければチェックの基準もWindowsとなります。そのためWebページの制作作業はWindowsの方がよいといわれていたのです。

しかし、軽量のMacBookが登場して、持ち歩いて外出先でも仕事がしやすくなったことから、Macを所有する人も増えてきています。またiPhoneやiPadなどのiOSが搭載されているデバイスで稼働するWebアプリケーションはXcodeというOS Xの統合開発環境で制作作業を行います。それもあって最近はMac対応のエディタやツールも増えてきています。
データの互換のトラブルを少なくするには、開発環境のOSは統一していた方がよい点もありますから、iPhoneやiPad対応のホームページやWebアプリケーションなどを制作する企業の中には開発用のパソコンがMacの方が多いというところもあるでしょう。
またMacはデザイナーから以前より支持されているパソコンであることから、ホームページやWebアプリケーションの制作環境にMacが使用されていることもありました。

このようなパソコン環境の変化などにより現在、開発環境はWindowsでなければならない、Windowsの方がよいといったことはなくなっているようです。開発環境をどうするのかについては制作作業の内容などによって決められているようです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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