Webの世界は新しい技術が次々に登場してきますし、デザインなどに流行やトレンドなどもあるため、Webデザイナーは最新の情報を常にチェックしている必要があります。数年前には標準となっていた技術や方法が、現在では使用されなくなっていたり、使用を推奨されなくなってしまったということはWebの世界では珍しくなく、今後もそのようなことがあるでしょう。
Webデザイナーが情報を吸収し、デザインセンスを磨く方法はいろいろとあります。例えば、時間が空いたときには美術館などに足を運んで目を養ってみてもいいでしょう。またデッサンやトレースなどは、物体の詳細を確認したり、物体の状態を観察し表現する方法を訓練することができます。デザイナーは、クライアントの要望やイメージを理解する力とそれを表現する力が必要な職種ですからデッサンやトレースを行うことは表現力を養う訓練になるのです。
また、複数の出版社がWebデザインに関する書籍や雑誌を発刊していますし、美術関連、デザイン関連の書籍の多くありますから、そうした書籍や雑誌を見るのも、デザインセンスを磨くことになるでしょう。
上記の方法だけでなく、インターネット上にある情報も有効に活用したいものです。インターネット上には様々な情報サイトがあって、メーカーや団体の技術情報サイトのほかに、中にはWebデザイナーがWebデザインや最新の技術について解説を行っているところや、デザインに優れてWebデザイナーに大きな支持を得ているサイトやブログなどもあります。また、インターネット上にはWebデザイナーのポートフォリオサイトが多く公開されています。ポートフォリオサイトはいろいろな作品を一覧することができる作品集のことで、そのデザインが手掛けたホームページなどを閲覧することができます。アワードなどの受賞経験を持つ有名なWebデザイナーのポートフォリオサイトや、話題のポートフォリオサイトなどもあるため、サイトにアクセスして一覧してみるのもよいでしょう。
インターネット上の参考になるサイトを探す場合、まとめページを利用すると便利です。例えば「jQuery スライドショー」といったキーワードで検索を行うと、jQueryプラグインを利用したスライドの解説やデモサンプルの提供を行っているまとめが検索されます。まとめには、関連するサイトのリンクがまとまっていますから、調べたい情報が掲載されているサイトや参考にしたいサイトをまとめて探し出すことができます。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。