毎日使う道具を厳選する人は多いでしょう。特にそれが仕事で使う道具となれば、購入するにあたって複数のメーカーのものを比較したり、機能を確認したり、目的に合わせていろいろ検討するのではないでしょうか。
Webデザイナーにとっての仕事道具とは、パソコンとモニターです。企業やデザインスタジオによっては開発環境が決められていて選択の余地がない場合もありますが、新規に購入が許された場合や、独自に購入する場合などは、いろいろと検討するでしょう。
Webデザイナーの仕事道具のひとつであるモニターを選ぶときのポイントはいくつかありますが、まず毎日使うもののため、目が疲れにくいものを選ぶのではないでしょうか。最近は液晶モニターという発光モニターが主流になっています。発光モニタはメーカーや機種によって発光の強さなどが異なり、それによって目の疲れ方が異なります。発光が強い、ギラギラしたモニターは確かに発色がきれいではありますが、目が疲れやすいというケースもありますから、モニター選びではモニターの発光状態を確認した方がよいでしょう。
デザイナーの場合、細かい作業を行ったり、画像全体を確認するために大きなサイズのモニターを使用する人が多くいます。ただしWebデザイナーもデザイナーではありますが、モニターのサイズについて必ずしも大きなモニターを使っているわけではなく、仕事内容によるようです。
例えばWebページの表示状態を確認しつつ、コーディングをしたいといった場合、適当なサイズの複数台のモニターを用意してマルチモニター環境を作って、一方のモニターにWebブラウザを表示して、もう一方のモニターにエディタ画面を表示するといった使用方法をする人もいます。モニターのサイズは目的や作業状態によって選ぶとよいでしょう。
液晶モニターも、メーカーや機種によってモニタの発色状態が異なります。印刷業界の場合、モニターと出力したときの色合いの差異を抑えるためカラーマネージメントの設定を行ったり、高解像度モニタを選んだりしますが、Webデザイナーの制作現場は、印刷業界ほど、色合いや解像度について注意が必要な業種ではありません。しかし、発色がよく、高解像度であればそれに越したことはありません。というのも色合いの悪いモニタを利用して画像の制作を行った場合、ほかのパソコン環境でWebページの色合いが大きく異なった状態で表示されてしまうということもあるため、あまり発色のよくないモニターの使用は避けた方がよいでしょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。