芸能界では、言葉を逆にいうのが業界用語であるのは知っている人も多いでしょう。どんな業界にもその業界でよく使われる専門用語や業界用語がありますが、Webの業界にも、よく使用される専門用語や業界用があります。
例えばCMSです。CMSとはContent Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略で、Webコンテンツを構築するための画像やテキストなどを統合し、体系的に管理するシステムのことです。コンテンツ管理システムとも呼ばれて、ホームページやポータルサイトの構築や管理に使用されています。
通常、ホームページを制作する場合、ホームページに使用する素材はすべて、同一のフォルダに保存する必要があり、HTMLの記述にあたってはディレクトリ構造などについて理解している必要がありました。しかしCMSではそうしたデータの保存場所などを気にすることなく、ホームページを制作することができます。
インターネット上には、HTMLなどの知識がなくてもホームページが制作できるCMSを使ったホームページ作成サービスを行っているところがあり、アカウントの登録などを行って簡単に利用できるようになっています、無料で利用できるところもありますが、有料のプランも用意されており、有料のプランでは、Webページのテンプレートが豊富に用意され、使用できるサーバーの容量も大きくなっています。
Webの世界に限らず、プログラムの世界でもよく聞かれる言葉に「アルゴリズム」があります。Webデザイナーの場合、検索エンジンの仕様、SEO対策についてよく聞かれる言葉です。アルゴリズムとは簡単にいってしまうと、「算法」と訳されます。つまり、計算をするための手順や方法のことです。検索エンジンは、キーワードに対するランキング表示について、WebページのHTMLがHTML4.0やXHTML1.0に準拠して組まれているか、構造的になっているかどうか、サイトのアクセス数はどうか、被リンク数はどうかといったように、いくつかの判定基準を設けて、検索順位を決めています。その判定を行う仕組みのことをアルゴリズムといい、このアルゴリズムの修正などが行われると、ホームページの検索順位が大きく変動することがあります。
「ステマ」という言葉はプロのWebデザイナー間に使用されるというより、インターネットの利用者間でよく使われる言葉でしょう。ステマとはまるで第三者のように偽って、自社商品を広告・宣伝することいい、日本語の「やらせ」や「サクラ」に類似する言葉です。広告代理店などが、大量の人員を動員して宣伝を行うなど、ステルスマーケティングは行われていることがあり、ときどきそれが社会問題になることもあります。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。