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Webデザイナーの強い味方「Google Web Designer」

WebデザイナーはWebページをデザインし、コーディングを行う職業ですが、Webデザイナーは多彩な才能を持つ人が多く、中にはイラストやキャラクターを制作したり、動画を作成いたり、Webプログラムを組んだりといったように一人で2役、3役をこなす人も多くいます。
そのため、作業に使うアプリケーションはいろいろなものになります。WebのデザインにはPhotoshopやIllustratorなどの画像を使い、HTMLとCSSの作成にはエディタとホームページ作成ソフトを使い、イラスト制作にはPainterを使って、動画制作にはFlashを使うといったように複数のアプリケーションを使用します。
企業やデザインスタジオの体制や開発するものによって、使用するアプリケーションの種類など制作環境が決まってしまう場合がありますが、そうでない場合はこれを使わなくてはならないといった決まりはないため、アプリケーションはWebデザイナーの好みなどによって使用されています。
またアプリケーションは様々なメーカーやサービスが次々に新しいものをリリースしているため、制作環境はよくかわることもあります。

そんなWebデザイナーが使用するアプリケーションとして登場したのが、「Google Web Designer」で、Google Web Designerは視覚的なコーディングインターフェースを持つHTML5で構築されたWebアプリケーションです。
Webデザイナーは、HTML、CSSを作成するコーディングにおいて、多くはエディタを使用しています。エディタはテキスト編集ツールですが、構文をチェックする機能やHTMLタグと属性を色分けして表示するなど、コーディングを行う上でミスを減らすことができる機能が搭載されています。ただしエディタはテキスト編集ツールですから、入力されたHTMLのレイアウトを表示することはできません。作成したHTML、CSSのレイアウトを確認するためには、HTMLファイルをWebブラウザで表示するといった操作が必要になります。

一方、Google Web Designerはデザイン ビューで描画ツールやテキスト、3D オブジェクトといったツールを使ってコンテンツを制作していきます。そして制作したコンテンツのHTML5、CSS3、JavaScriptを出力することができます。
Google Web Designerはツールが豊富で、オブジェクトの回転ができる360度ギャラリーや画像を左右にスワイプできるスワイプギャラリー、iFrame内に外部のWebページなどを読み込むiFrameコンポーネント、地図を追加できる地図コンポーネント、動画を配置できる動画コンポーネントにYouTube動画を配置できるYouTubeコンポーネントなどが用意されており、そのインターフェースと機能は、ホームページ作成ソフトに似ています。このアプリケーションの魅力は無料で利用できるということでしょう。Google Web DesignerはGoogle Web Designerサイトからダウンロードすることができます。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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