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40代、webデザイナーの求人事情

今の社会には数多くの仕事があり、そのそれぞれが特有の性格を持っています。ですから業種が多岐に分かれるのですが、このように数多い業種のなかには若い人でもできる仕事と若い人でないとできない仕事があるようです。
これは言い過ぎかも知れませんが、仕事によっては年令が高くなると無理になることがあるのです。特にセンスやアイデアが重要な位置を占める仕事では、この傾向が顕著に表れるのです。たとえばデザインの世界で年齢が高くなっても通用するのは、ファッションデザインでしょう。逆に年齢が高くなると無理がくるのがグラフィックデザインやウェブデザインではないでしょうか。

どうしてこのようなことになるかと考えますと、同じデザインという言葉でもファッションとグラフィックやウェブのデザインではアイデアとセンス、そして経験などのバランスが異なるからのようです。
どのようなデザインの分野でも、一流や超一流の年配者がいます。ただしこのような人はごく限られた一部の人たちで、その他大勢はデザインの分野では年令が高くなるとアイデアがマンネリ化し枯渇するようです。これは勉強をすれば良いというものではなく、その人が持つ感性の問題ですから致し方がないようです。

そこで、では40代のwebデザイナーはと見ますと、webデザイナーとしての最盛期は20代から30代のようで、40代ともなると無理をして頑張っている人も少なくはないのですが、なかには管理職のような立場になるようです。
つまり第一線から一歩下がったところから、若いwebデザイナーを管理する立場になるのです。管理は第三者としての目で若いwebデザイナーの作品を見ることで、ウェブサイトの出来の善し悪しを判断する目は40代のほうが若い人よりも確かなのです。

これは、それまでの経験というキャリアの違いがあるからで、他人の作品の出来栄えを見る目は若い人以上に40代の人のほうが確かなのです。ウェブサイトをつくり込むwebデザイナーは自分が良いと思ったことをしますが、往々にしてそれが独りよがりになりがちなのです。
その点を指摘することができるのは、十分に経験を積んだ40代のwebデザイナーでしょう。ですから40代のwebデザイナーの求人は主に制作管理の分野での人材を求める傾向が強いようです。
ただし、40代の経験を評価するという求人もあるようです。しかしその数は少ないのが現実で、多くの40代webデザイナーはクライアントとwebデザイナーの間に立つ管理職になるか、あるいは独立をしているか、さらにはフリーで仕事をしているのではないでしょうか。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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