フリーランスのデザイナーとは
企業に属さず、個人で活動する、フリーランスのデザイナー。
このようなスタイルで仕事をするには、どのような方法があるのでしょうか。まず、フリーランスのデザイナーは、企業からもらった仕事をこなし、その対価として給料をもらう働き方です。
そのため当然ですが、企業から仕事をもらえなければ、収入はゼロです。収入を得るためにも、給料に見合った仕事をこなし続けなければならないので、常に完璧さが求められます。
フリーランスのデザイナーの仕事
フリーのデザイナーになる方法としては、会社から独立し、フリーになる方、始めからフリーで活動する方など様々です。また業務を行う上で全ての方に共通して言えることがあります。
それは、デザイン以外に仕事を受注するための営業、スケジュール管理、さらには金銭の収入支出の管理、税金対策、その他を全て自分ひとりで行わなければならないということです。
一見すると、自由に見えるフリーランスですが、このようなデザイン以外の業務もこなさなければならないので、時間に追われる場合が多々あります。また、多くのクライアントは、フリーランスはいつでも仕事をするものだと思っていますから、会社が相手の時は休みの日に電話をかけてこないでしょうが、相手がフリーランスだと電話はいつでもかけてきます。
つまりフリーランスには明確な休日がありません。クライアントにしてみれば、フリーランスはいつでも、フリーだと言う感覚があります。また、フリーランスでデザイナーの仕事をする時には、料金メニューを用意しておきましょう。その料金メニューがセールスツールになります。新しいクライアントとの打ち合わせでは必ず料金が優先されますから、まず、料金の商談からはじまるのです。
以上、フリーランスのデザイナーについて書いてきましたが、フリーのデザイナーといっても、その種類は多く、仕事の仕方も変わってきます。そのため、どのようなデザイナーになりたいのかを明確にする必要があります。
デザイナーの種類
一部ですが、デザイナーの種類を挙げてみました。
・ ファッションデザイナー
・ ウェブデザイナー
・ エディトリアルデザイナー
・ インテリア
・ 空間デザイナー
・ グラフィックデザイナー
おおまかに挙げましたが、この他にもいろいろなデザイナーが存在します。また、当然ながら、なるために学ぶことも全く違います。では、フリーデザイナーになるためには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。
フリーになる方法
最も王道として上げられるのは、企業に属し、そこで腕を磨きながら、クライアントとコネをつくり、独立した後も取引を行う方法です。この方法だと、フリーランスを始めたと同時に、クライアントがいるので、安定して仕事を行うことができます。
しかし、注意しなければならないのは、自分の所属していた会社のクライアントをとってしまう事になるということです。この方法をとる場合には、会社の損失になりかねませんので、慎重に行うようにしましょう。
次に、初めから企業に属さず、自ら営業する方法です。この方法は、企業から独立するのに対して、最初はクライアントがいないため、リスクが伴います。そのため、最初は営業して、クライアントを獲得しなければいけません。
そこで、必須なのがポートフォリオです。
ポートフォリオは企業が自分の価値を判断する材料になるので、営業にはかかせません。つまり、質の高いポートフォリオを作成し、自分のスキルをアピールできれば、フリーランスとして十分にやって行くことができるのです。ポートフォリオの作り方はこちら
最後に、クラウドソーシングなど、インターネットサービスを通して、仕事をする方法があります。クラウドソーシングとは、クライアントがインターネットを通して、仕事を不特定多数の人に外注するものです。特徴としては登録するだけですぐに使えるので、敷居が低いという点と、費用がかからないという点が挙げられます。しかし、コンペ形式で数多くのデザイナーがいるので、ライバルが多く、実力が無ければ、仕事をもらえません。
これらの方法が、一般的なフリーのデザイナーになるための方法ですが、これ以外にも知り合いのツテを頼るなど、方法は様々です。
そんな中、その全てに共通することは、実力が無ければ、仕事はないということです。
フリーのデザイナーになるためには、まずは企業から指名されるぐらいの実力をつけるのが先決です。
- この記事を書いた人
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。