webデザイナーもさまざまで、ひとりひとりが得意な分野と苦手の作業があります。つまりすべてのソフトウェアを使いこなせるwebデザイナーや高度なコーディングの技術を持つことは、そう簡単なことではないのです。
ウェブ制作で必要となる各種ソフトウェアに数は多く、基本的なものから特殊なものまでがありますから、webデザイナーが転職をする際のスキルは一重にどのようなソフトウェアを使いこなせるかという点が、求人側には気になるでしょう。
例えば、IllustratorやPhotoshopなどの使い方は良く知っていて、htmlの扱い方にも自信があるという程度でしたら、どのwebデザイナーも大差はないでしょう。ではcssはと言われてそれはできませんというのでは、転職は無理になるかも知れません。ただしプログラム言語のPHP、Perl、javascriptなどの基本もマスターしていれば、話は変わってくるかも知れません。しかしこれもそうだから転職をできるということではないでしょう。
つまり数多くのソフトウェアの使い方や言語を操れるのに越したことはないのですが、webデザイナーはそれがすべてではないと思いましょう。
一旦webデザイナーとして職場で働くようになると、与えられたサイトの構築に必要なソフトウェアや言語をフルに扱うのは当たり前ですが、そればかりをしていると新しいソフトウェアに触れる機会がありません。
ところが希望の転職先では別のソフトウェアを使わなければならないとなると、ソフトウェアに関する限りは未経験者になります。ですからwebデザイナーが転職に必要なスキルはこれだという基準はないのです。
また、作業用に使うパソコンはいつもバージョンアップをしています。これは製品の買い替えを促進するためで、したがって古いタイプのパソコンから新しいパソコンになると当初はその操作の勉強から始めることになります。
そうなると、それまでのスキルは白紙状態になりかねません。特にマックとウインドウズにまたがる乗り換えをした人については、尚更です。ですからwebデザイナーは、常日頃からパソコンに関する最新情報に注目し、新しいソフトウェアを使う機会を探す努力も必要でしょう。
いわゆるデザインのセンスは抜群でアイデアも豊富だとしても、それを具現化できるだけのスキルがないと、紙に書いたお月様になってしまいます。
そこでwebデザイナーが転職する際のスキルについて言えることは、基本的なことはすべてマスターしていること、さらに転職先の新しいパソコン環境への柔軟で機敏な対応力を持っていることになるでしょう。
さらに、デザイン自体のセンスとデザインに盛り込むアイデアが必要になることは、もちろんです。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。