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派遣のグラフィックデザイナー求人が多いのも東京ならでは

景気が悪くなるのに伴い、大幅なリストラが断行されて多くの企業が一時期業務体制を縮小しました。これで社員数は減ったのですが、今度はそれでは業務に差し支えがあるというので、臨時に社員を雇用するようになり、これが派遣社員という名前になりました。派遣という制度は以前からある制度ですが、これが名前と内容を変えたのです。派遣社員の待遇を巡る議論はいろいろとありますが、今では派遣は当たり前の制度になっています。

グラフィックデザイナーも同じように、派遣会社に登録をしておけば随時仕事があります。特に東京では、派遣先のデザイン制作会社の数が多いので、派遣のグラフィックデザイナーは仕事には困らないようです。派遣のメリット・デメリットはいくつかありますが、派遣で働くグラフィックデザイナーは一カ所に縛られないで仕事をすることができますから、さまざまな職場を経験することができます。これが良いと、あえて正社員にならないで派遣のままで仕事を続けるグラフィックデザイナーもいるようです。一方で、派遣を依頼する側は契約期間が終われば、その後は人件費がかかりません。しかし、実際には仕事は次から次とありますから、派遣社員は事実上では正社員のようなことになります。

この派遣は、人材派遣会社がそこに登録しているグラフィックデザイナーを適材適所に派遣しますから、グラフィックデザイナーでフリーの立場にある人は派遣会社に登録をします。登録ではカウンセリングがあり、派遣会社はそのグラフィックデザイナーに向いていると思われる職場を斡旋します。このマッチングが良いと労使双方が派遣のメリットを生かせます。

東京にはいくつもの全国規模の派遣会社があり、これらの派遣会社には多くのグラフィックデザイナーが登録をしています。したがって、この人は正社員だと思っていても身分を確かめると派遣社員だったりもすることが、しばしばあります。派遣の場合の給料は基本的には時給制のようですが、働く日は毎日とは限りません。契約の内容にもよりますが週に2~3回と言うことが多く、したがって二つの会社を掛けもちしている派遣のグラフィックデザイナーもいます。これはグラフィックデザイナーにとって仕事は毎日ですが、職場環境が同一ではないので、経験を多く積めると考える人もいるようです。そのような人は正社員の声がかかっても、それを受けないで、派遣の身分のままで通しています。その逆に派遣先で正社員になるグラフィックデザイナーも、数多くいるとのことです。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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