メガポリス東京には、全国から人が集まります。東京見物もありますが、東京に来る人は東京で働きたいと言う考えですから、そのために東京で学校へ行き、技術を身につけるところかは始める人が多いとのことです。これはグラフィックデザイナーにも言えることで、将来はグラフィックデザイナーとして東京で成功したいという若い人は、デザインスクールへ通い、そこを卒業すると、未経験グラフィックデザイナーとしてデビューします。
このような未経験グラフィックデザイナーのデビューは、アルバイトという身分が多いようで、これは当然のことと言えます。単純な皿洗い的な作業と、印刷物制作の仕事は同じではありませんから、PhotoshopやIllustratorの使い方を知ってはいても、いきなりの本番作業はグラフィックデザイナーには荷が重すぎます。また、会社としてもそのようなことはできません。未経験グラフィックデザイナーの最初は、先輩のお手伝いからはじめます。それは雑用もあるでしょう。しかし雑用的な仕事でも仕事には変わりはないと思いましょう。コピー用紙をコピー機に補充するのも仕事ですし、レーザープリンターのカートリッジを入れ替えるのも、未経験グラフィックデザイナーの仕事です。
こうして一から実務を体得し経験を積んでこと一人前のグラフィックデザイナーになる道が開けます。この時点ではまだ、パソコンに触らせてくれないことも多いでしょう。先輩のグラフィックデザイナーの横にいて、いろいろとソフトウェアの使い方などを学校にいる時とは異なる目で確かめることになります。これがあとで役に立つのですから、先輩グラフィックデザイナーの作業ぶりはしっかりと見るようにしましょう。神業のように素早く画面が切り替わるのは、いずれは自分もそれをできるようになるのです。
このような実務体験は、仕事場がなければ経験することはできません。しかし東京であればそれができるのです。東京にはデザイン制作会社がたくさんあり、多くの未経験グラフィックデザイナーをアルバイトとして募集しています。このような恵まれた環境はそういくつもあるわけではないのです。もちろんほかの大きな都市にも、デザイン制作会社や印刷会社はありますから、東京と同じような職場もあります。ただし、その絶対量が東京は圧倒的に多いのです。ですから東京には未経験グラフィックデザイナーにアルバイトの求人が数多くあり、言わばアルバイトグラフィックデザイナーの売り手市場なのです。どこでもいいですから、未経験のグラフィックデザイナーはまずはこのようなアルバイトの仕事に応募して、グラフィックデザイナーとはどのようなことをするのかを、自分の目で確かめましょう。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。