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グラフィックデザイナーになるには、何から始めればいいの?

職業の種類は時代とともに推移しますから、以前は盛んだった職業が消えて行き、新しい商業が生まれています。このような世の中の移り変わりのなかで、グラフィックデザイナーという職業は実は古くから存在します。ややオーバーかも知れませんが、フランスの著名な画家であるロートレックもある意味ではグラフィックデザイナーと言えなくもないでしょう。ロートレックは絵画を描く合間に、ポスターもデザインしています。実はこの時代の画家は売れない時代に商業デザインを手掛けていることが多く、今のグラフィックデザイナーとほとんど同じ内容の仕事をしていました。

こうして見てみますと、グラフィックデザイナーは戦後に新しく生まれた職業だとは言い切れません。広告や宣伝のための印刷物は以前からあります。ただグラフィックデザイナーと言う名称は比較的新しいと言えるでしょう。特に1980年代には好景気で広告や宣伝も華やかで、そこにマックという革新的なパソコンが登場し、それに呼応してPhotoshopやIllustratorというソフトウェアが誕生しました。この新しいツールが一躍グラフィックデザイナーを有名な存在にしたのです。

1980年代からグラフィックデザイナーになりたいという人は飛躍的に増えていて、その傾向は今でも変わりません。むしろパソコンに馴染む機会が多い今ではむしろグラフィックデザイナーになりたい人は増えているのかも知れません。そこで、ではグラフィックデザイナーになるには、あるいはなり方はどのようなものかを含めて、考えてみましょう。最初に大切なのは絵心で、下手でも構いませんが絵を描くのが好きな人がグラフィックデザイナーになるには必要です。次に飽きっぽくない性質が必要です。さらに色彩に関するデリケートなセンスも必要になります。

これはおおまかな条件ですが、絵を描く、イラストを描くことは大概の人はできるでしょう。性質は致し方ありませんが、色彩感覚は勉強次第で上達します。しかし、それだけではグラフィックデザイナーにはなれません。グラフィックデザイナーはパソコンとソフトウェアを使わなければなりませんから、そのテクニックをマスターしなければなりません。これは独学でも可能ですが、できれば最寄りのデザイン専門学校で勉強をすることが早道になります。美大や芸術学部でもパソコンを使うとは思いますが、この場合は商業ベースでの授業ではありません。デザイン専門学校でグラフィックデザイナー養成講座を学べば誰でもが一応は、グラフィックデザイナーの卵にはなれるでしょう。
問題はそれからで、仕事がなければどうしようもありませんから、とりあえずはアルバイトやインターンで仕事を探しましょう。グラフィックデザイナーの求人は全国的にみるとかなり数多くあります。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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