インターネットにあるウェブサイトには、アパレル関連のサイトも多数あります。今やインターネットでのアパレルのサイトは、アパレルを扱っている会社のPR手段の主力とも言えます。それはインターネットのネットショッピングが、売り上げで大きな比重を占めているからです。場合によっては実際のお店は倉庫のようなもので、商品の陳列はインターネットサイトといういわゆるネットショップも少なくありません。
このようなことから、インターネットのアパレルサイトは典型的なECサイトとも言えます。そうなるとアパレルのサイトは最重要で、そのサイトの出来不出来が業績にダイレクトに影響しますから、アパレルがウェブ制作会社とそのwebデザイナーに求める内容もシビアなものになります。
社運をかけたECサイトですから、アパレル会社は単にウェブサイトの構築だけではなく、日々変わる商品や価格をリニューアルする依頼もあり、webデザイナーはまさに休む間がないほど忙しくなるでしょう。
また、インターネットでのアパレル販売サイトでは、購入者であるお客様の管理や代金決済などが重要になり、個人情報の外部への漏えいにも注意しなければなりませんから、ウェブ制作会社にセキュリティやサーバー管理、顧客管理システムなども要求するでしょう。
そうなるとwebデザイナーも、ただデザインやレイアウトだけをしているだけでは済まなくなります。もちろんこれらのすべてを一人で受け持つようなことはありませんが、パートごとにその仕事を与えられるでしょうから、そのためには幅広い知識とノウハウを持つことが必要になるでしょう。
こうなるとアパレル関連のwebデザイナーは、ウェブ制作に加えてセキュリティシステム、サーバー管理。運営、顧客管理などの分野の仕事もこなさなくてはならなくなります。場合によっては写真撮影があるかも知れません。
つまりアパレルが要求するwebデザイナーはもはや、外部ではなくアパレル会社の外部組織のような存在になるのです。もちろん仕事はアパレル会社とウェブ制作会社との間の契約ですが、webデザイナーはその間をスムーズにする歯車的な役割を担うことになります。
ウェブ制作会社はまるで新聞社や日替わりチラシの印刷所のように忙しくなりますから、そのようなウェブ制作会社に勤務するwebデザイナーは、楽をしようなどという気分では務まらなくなるでしょう。
ただし服やファッションが大好きで元気なwebデザイナーなら、これほど遣り甲斐がある仕事はそうほかにはないでしょうし、そのようなウェブ制作会社はそれなりにきちんとしたシフトを敷いているでしょうから、もちろん休みはしっかり確保できます。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。