やりがいという言葉は主に、仕事で使われます。これはやりがいがある仕事だ、なんだ、これはやりがいがない仕事だという具合です。仕事をするは、仕事をやることで、やるという行為を達成したときに報われる、満足感が得られるというのがやりがいです。難しくてしかもボリュームがある仕事をして、それが完了したときにはやりがいを感じます。
グラフィックデザイナーのやりがいとは、クライアントからいろいろな注文があり、難しい仕事を一生懸命にこなして、出来上がった作品がクライアントに喜ばれたときなどに感じる満足感と達成感でしょう。よくぞここまでできた、これはやりがいがある仕事だったというわけです。逆に一生懸命に仕事をして出来上がった作品をクライアントから、実はこれは不要になったなどと言われると、途端にその仕事はやりがいがなくなります。せっかくそこまで仕上げたのに、それが使われないのでは、仕事をした価値がなくなってしまいます。
グラフィックデザイナーのやりがいとは、その仕事の結果が皆から喜ばれ、自分も達成感を感じた時に得られる気持ちなのです。これは結果だけではなく、与えられた課題にとりかかる前に、これは気合いを入れてしなければならない仕事だと思えば、それはやりがいがある仕事になります。難しそうで量が多い仕事が目の前にあると、これは大変だという気持ちが先立つものです。果たしてこれだけの量の仕事をクライアントの希望納期までにできるのかと不安にもなるでしょう。しかし、一からはじめて、それが期限に間に合い、しかもその出来栄えが上々であれば、それはグラフィックデザイナーにとってやりがいがある仕事になります。
グラフィックデザイナーのやりがいとは、ほかの人ではできそうにない仕事を成し遂げたときに感じる、満足感と喜びなのです。誰でもができるような仕事をいくらたくさんしても、それはやりがいにはならないでしょう。言い換えればグラフィックデザイナーがやりがいを感じるのは自分だからできたのだという自負心も少なからずあるでしょう。この自負心は自慢をするということではなく、自信であり、やりがいのある仕事を達成したときにはグラフィックデザイナーは一段と成長しているでしょう。
上を目指すグラフィックデザイナーは、やりがいのある仕事を自ら進んで引き受けます。その意味でやりがいはチャレンジ精神と連動しているモチベーションなのかも知れません。グラフィックデザイナーにとってやりがいとは自分を成長させる課題であり、やりがいを感じた時に、そのグラフィックデザイナーは一歩も二歩も成長しているのです。
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IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。