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体力勝負!グラフィックデザイナー稼業

風邪をひいて咳がひどいと、それだけで体力を消耗します。人はじっとしていても体力を消耗し続けています。ましてや日中の仕事をしていて、体力を消耗しないことはあり得ません。多くのビタミン剤やスタミナドリンクが売れているのは、体力補給が宣伝文句です。

人は頭脳を使いますが、考えるという行為はかなりの体力を消耗するのです。椅子に座っていると体力を使わないように思えますが、体力がないと椅子に座ることもままならないのです。ことほど左様に人は体力を必要とします。強いて体力の消耗を最小限にするのは、熟睡しているときだけでしょう。ここでグラフィックデザイナーに体力は必要かというテーマについて考えてみましょう。グラフィックデザイナーの仕事はデスクに向かい、椅子に座ってパソコンのキーボードどやマウスを軽く操作するだけの作業のように見えます。
しかし、時には分厚い百科事典を膝の上で広げたりすることもあるのです。これはそうしばしばあるわけではないのですが、グラフィックデザイナーは書籍も見るのです。また、椅子に座るということは体力が必要なのです。

そうなると、頭脳労働者であり、精神労働者であるグラフィックデザイナーはある意味では肉体労働者でもあります。ただ肉体労働の度合いが少ない、というだけなのです。さらに頭脳と精神の面でグラフィックデザイナーは、かなりのエネルギーを消耗します。考える、アイデアを出すという作業はまさに肉体労働と同じくらいのエネルギーを使います。言い換えれば、それだけ体力を必要とするのです。この様なことに加えて、現実的にはグラフィックスの仕事は、ハイ、今日はここまで、続きは明日という性質ではないのです。一旦走り出すとグラフィックスの仕事はマラソン作業になることがしばしばあります。

マラソン作業は折り返し点までは、とにかく走らなければならず、そうなると頭脳労働に加えて肉体労働が発生します。途中で疲れたから今日はここまでという作業もありますが、グラフィックデザイナーの作業の多くは、そうはいかないようです。よしんば途中で区切りをつけても、明日はその続きが待っています。その仕事が終わると別の仕事が待っています。これは会社勤務のグラフィックデザイナーでもフリーのグラフィックデザイナーでも同じです。
フリーの場合は自分の体調管理には特に留意しなければなりません。自分がダウンするとそれをフォローしてくれる人が、フリーには居ないからです。このように見ますとグラフィックデザイナーにはかなり丈夫な体力が必要だと言えるでしょう。

この記事を書いた人

IT・デザイン・クリエイター向け求人サイト、グラフィカルジョブのライターです。デザイン業界に関する皆さんの疑問にお答えできる記事を投稿していきたいと考えています。

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